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活動報告及びお知らせ

2020年

2020.5.31

新型コロナウィルス厳戒体制下の建設/塗装業界、ABAの活動~事務局のつぶやき~

当工業会も2014年2月に設立して早いもので丸6年が経ちました。この間様々な出来事が起きましたが、創立以来、今年ほど日本がそして世界が揺れた年はありません。とはいってもまだ年は半分以上残っておりますし、経済やら学校やらどうなることやら・・・。

ということで当コーナーも原則事実や予定の報告が主でしたが、このような機会なので事務局より昨今の経済状況、建設業界、他の団体含む塗装業界や地域社会のことに関し、徒然なるままにコラム的に述べたいと思います…。ただ政治的な感想・発言は割愛させていただき、ただ事実だけを述べます。文中の日付は政府のHPなどを確認しております。長過ぎて読む気が起きない方はニュースだけはお読みください・・・。

つい3か月前まで、こんな風になるとは誰もが予想だにしていませんでした。厚生労働省が最初に武漢で発生した原因不明の肺炎に注意するように喚起したのが1月6日、そこから1月14日にはWHOが新型コロナウイルスを確認、1月16日には武漢に行った中国籍の人物から日本で初めてコロナウイルスが確認されました。その後1月30日にWHOは世界的パンデミックを発表、この時にはまだ多くの日本人が油断していたかと思います。日本は医療体制が素晴らしいから大丈夫だとか、若者は感染しないだとか。事実なものはありますが、未知なるものを相手に虚偽の情報も多く出回ってました。学会の委員会や各種講演は1月は開催していましたし、新年会や賀詞交換会も多くの場所で開催され、今年はオリンピックもあり、去年秋からの米中貿易摩擦はあったものの、まだ多くの人が新年に輝かしい期待を描いていました。

風向きが変わったのは2月3日に感染者を乗せたクルーズ船が横浜港に着き、その後の対応がクローズアップされた頃から。政府対応に賛否両論あり、習近平国家主席訪日も予定されていたため、マスコミの政府批判が収まらなくなってきました。その後2月半ばから20日ごろまで、感染症や検疫法の政令の改正が行われ、入国制限が行われるようになって、人々の表情も徐々に青ざめてきました。工業会でも理事会が17日に行われましたが、この日の開催も半信半疑でした。同日、厚労大臣が発表した「不要不急の外出を避けるように」、「風邪の症状が4日以上続く場合には相談センターに」などのお触れが出たのを聞いたのは理事会の打ち上げ後(注:この日の懇親会は2時間以内に切り上げ)。総会も中止やむなしか、と考えていた矢先、首相による2月27日の学校休校の要請。一気に自粛ムードに突入し、経済は冷めはじめ、イベントが本格的に中止になりました。ここで2月末のHP更新に急遽総会の中止の連絡を差し込みました。

3月に入るとこの間、多くの人が行動を控えている中、反するように行動していた人が何度もニュースで取り上げられ、3月の連休でそれはピークに達しました。いち早く(なんの法律に基づかない)緊急事態宣言を出した北海道や大阪に遅れる事、東京オリンピックで身動きの取れなかった東京都も24日にオリンピック延期が決まってからは堰を切ったように国への批判の嵐。しかし経済を重視する官邸は(決算時期での株価への影響を嫌って)3月末前の緊急事態宣言発表をためらい、事態は深刻さを増しました。

そこからは皆さんもつい最近まで続くような自粛の上乗せ。経済活動が完全にマヒし、飲食や観光業を中心に倒産が増え始め、売上が激減する業種が続出しました。筆者の地域の知り合いの飲食店も悲鳴を上げ、テイクアウトなどで何とか営業するものの、国や地方次自体からの補助も遅く、営業と自粛のジレンマに揺れていました。

さて、ここからは我々の建設業界の話(あくまで事務局が見たり聞いたり、報道で手に入る情報だけでありますので注意)。

職業柄、大型の再開発を始め、建設中の現場に立ち寄ることは結構あります。3月の途中までは世の中の行動自粛・時差出勤・テレワークなどはなんのその。建設業界は既に契約で決められた工期を守るため、せっせと完成を急いでいました。やはり風向きが変わった最初の動きは東京オリンピック延期。その後緊急事態宣言があり、現場の雰囲気が変わった気がします。「やらないとダメだよな。」と思っていた作業員たちが、「やってていいのかな」とか「感染しないかな」という風に話すようになりました。その前までは市場のマスク不足もあり、マスクを着用しない作業員もいましたが、この頃からマスクを自主的につけ始めたような気がします。一部の作業員は、現場でコロナ対策をしっかりしないところは行かない、という者まで出始めました。この頃から朝礼が職長だけになったり、休憩場所を増やしたりするなど、三密を避けるような対策をする現場も徐々に出始めましたが、まだ世間に比べると甘く感じました。完全に流れがに変わったのはやはり大手ゼネコンの現場で感染者が出て、死亡者迄も出始めた4月の第3週からです。この話はニュースや新聞でも出ました。大手の一部では完全に翌日から現場をストップした企業もありました。ただこのような極端な企業や現場は正直一部でした。施主や設計・監理も表立っては反対しにくいものの、費用問題になると話は別。建設機械のリース期間が延びたり、建築特有の商体系である一人親方など、急に休みにさせられた日雇い労働者の保障は誰がするのか、など数多くの構造的な問題が立ち塞がり、大手であっても影を潜めて現場を動かしていました。

ただコロナに対する現場での対策、新しい働き方は確実にこの頃から始まったとも言えます。新規入場登録の分散化や喫煙所やエレベーターの入場制限もここから全体に広がっていったと思います。しかしながら反対に、こうなると休憩になると作業員が帰ってこなかったりして作業が上手く進まなくなるのも事実。オリンピック前に開業予定だった施設も開業を延期するところも増え始めたので若干納期や仕事に対してルーズになってるように感じられます。致し方ないですが…。

尚、筆者の周りで最初に感染者が出たのは比較的早い(?)3月の初旬。同じ工業団地内の企業の役員(東京在住だが工業団地は本社兼工場あり)から感染者が出たとのことでした。ただこの方達は自動車通勤だったとのこと、また弊社社員も自動車通勤が90%以上なのでこの時点では一瞬だけ気に留めただけでした。ただ隣接する市それぞれが約10万~30万ほどの人口を抱える我々の周りにはやはりそれなりに感染者が出ます。徐々に広がりつつある包囲網に焦ってきた矢先、3月下旬にまた同じ工業団地で立て続けに感染者が出たこと、そしてその数人が公共の交通機関を使用していたことには衝撃を受けました。大都市のようなラッシュはないものの、この頃より公共交通機関を使用するほんの一部の社員に時差通勤を命じました。

塗装業界に話を移します。塗装業界はどこの産業が顧客なのか、によるようです。やはり電機や自動車などBtoC消費関連商品を最終財とする業種を相手に商いを行う塗装業者はだいぶ落ち込んでいるそうです。中には対前年比30%以下というところもある、との話も聞きました。当工業会も建設関連が顧客のコーターが多いものの、工業関連の仕事も多い企業さんも幾つかあります。皆様がうまくこの難局を乗り切れることを切に願っております。

また塗装業界に限ったことではありませんが、外出を控えることでやはり顧客にも顔を出せません。例年なら5月は総会シーズンでしたが、今年の総会は当工業会も然りですが書面決議の嵐。一部ZOOMやTeamsなど、オンライン会議システムがクローズアップされましたが、そのおかげでネット回線が遅い遅い。NTTの情報回線網がパンク状態だと業界の人には聞きました。また、ネット会議には難しさもあります。相槌のタイミング、独り言を拾ってしまって発言者の話が聞こえてこない、など集中力を保ち、会議に参加し続けることが非常に難しいです。慣れだとも思いますが、これから学校なども本格的に始まり、ネット授業も増え始めるとのこと。5Gも中国との貿易問題で揺れてる中、本当にうまく回っていくのでしょうか?少し疑問を感じます。

日本も揺れていますが、海外はもっと酷い惨状なのは皆さんも知っての通りです。先日、筆者の元にはQUALICOATの関係者が新型コロナにより亡くなった、とのニュースも飛び込んできました。国際会議も5月にイギリスロンドンで開かれる予定でしたが勿論中止。一部会議はオンラインでしたが、できない会議もあったようです。

さて、こんな風に長々と事務局筆者のここ最近の話をさせていただきました。お付き合い頂き、誠にありがとうございました。コロナの感染の中でも資格認定制度検討委員会は秋に第1回を開催出来ればいいな、という若干希望も入った目標に向かってテキスト編集作業もメールにて行い、大詰めの段階を迎えております。若手の見学会や勉強会は5月~夏位までには開催したかったのですが、中々難しい状態です。しかしながら事務局含む役員一同、会員の皆様に有用な情報を届けるべく、出来る限りのことをやりたいと思っています。もし困っていることがありましたら何なりとお申し付けください。もし勉強会をここでどういった内容でやりたいんだ、というご要望がありましたら是非教えてください。それでは皆様のビジネスに神と仏のご加護がありますように祈っております。

2020.5.31

宮越会長が仕上学会学会賞技術賞を授与されました

新型コロナウィルス拡大の影響から残念ながら学会賞授賞式が中止となりました。本工業会推薦で晴れの舞台に臨むはずであった宮越会長は非常に落胆しておられましたが、この度、学会から郵送された賞状などを手に喜びのコメント・写真を頂きましたので皆様にお知らせいたします。

宮越会長の声

この度、日本建築仕上学会の学会賞技術賞の受賞に際し、5月25日、事務局より弊社へ賞状及び景品が届けられました。改めてこの重みを感じている次第でございます。

例年、日本建築会館にて表彰式並びに食事会が開催されるそうですが、諸般の事情により中止となりました。同伴予定だった妻は残念がっておりましたが、受賞が本当だったことには喜んでくれました(笑)。

ABAの皆様には改めて感謝申し上げると共に、これからもABAからの受賞者が継続することを強く望んでいます。

今後のABA発展と皆様方の会社のご繁栄を祈念し、この度のご報告と御礼に代えさせていただきます。誠にありがとうございました。

尚、FINEX次号に受賞の事由やコメントが掲載されます。その際はまたご紹介いたします。

2020.5.31

日本建築仕上学会総会及び学会賞授賞式が中止になりました

先月お知らせした通り、日本建築仕上学会通常総会は5月19日に予定されていましたが、先般の新型コロナウィルス感染予防の観点により建築会館での開催を中止とし、メンバーを限定したうえで、会員には委任状及び書面決議による書面での回答で審議を進める連絡がありました(学会HPはこちら)。

事務局にて決議案を審議したうえで学会への回答を済ましたことをご報告申し上げます。

また、同日開催予定だった学会賞授賞式も中止になりましたが、受賞した宮越会長からも喜びの声が届きましたことを次の記事で報告いたします。

2020.5.31

FINEX3/4月号に工業会のポスターセッションの報告が掲載

昨年度秋に行われた日本建築仕上学会学術大会の傍らで行われているポスターセッション。当工業会はその設立から毎年参加しています。去年は建築仕上学会も記念すべき30周年でした。よって様々な催し物が行われ、韓国の建築施工学会の先生方も来日されたのは既知の報告の通りです。

今年も例年通り報告文をFINEXの2020年3・4月号に掲載させていただきました。今号は前号から続く創立30周年記念特集号②に当たります。レジェンドインタビューリレーとして当工業会顧問の近藤照夫先生も寄稿しております。是非ご購入下さい。

2020.3.31

当工業会会長宮越一郎氏の日本建築仕上学会学会賞技術賞受賞が決まりました。

工業会推薦で昨年の前田氏(技能賞)に引き続き、今年は工業会会長の宮越一郎氏(宮越工芸㈱)が技術賞に選出されました。同日(2020年5月19日)に開催される建築仕上学会通常総会終了後(下記記事参照)、2020年度の学会賞授賞式が執り行われる予定であり(15時50分~)、式の最後には撮影会もあります。参加・応援ご希望の方は事務局までご一報ください。

尚、当工業会賛助会員の大日本塗料㈱所属であり、当工業会の資格認定制度検討委員会や学会の委員会等でも委員として活躍中の渡部氏も学会の委員会推薦で技術開発賞を受賞されましたこともご報告申し上げます。

お二人の授賞・成功を是非会場で盛り上げられたら幸いです(注:新型コロナにはご注意頂き、主催者の指示・ルールに則って行動下さい。主催者HPはこちら)。

2020.3.31

日本建築仕上学会定期総会学会賞授賞式が5月19日に開催されます

当工業会も団体会員として参加する日本建築仕上学会の定期通常総会が下記の要綱にて執り行われる予定です。出席は工業会専務理事が予定をしておりますが、出席希望の方は事務局までご連絡お願いします。

COVIT-19(新型コロナウィルス)で開催の有無は不透明ではありますので、詳細は主催者HP等をご参照ください。また、総会終了後、学会賞授賞式があります(上の記事参照)。学会賞授賞式後に例年執り行われていた懇親会は今年は開催いたしませんのでご注意ください。

主催者HPはこちら

◎年次総会◎

開催日時
:2020年5月19日(火)15時~15時40分
場  所
:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
 JR 田町駅 下車徒歩5分

2020.3.31

新理事に戸崎産業㈱の戸崎社長が就任

上記の定期総会(書面決議)で承認されたように(下記記事参照)、本年度より新理事として戸崎産業㈱の戸崎寿人氏が就任することになりましたのでご紹介いたします。戸崎産業さんは元々は二輪・四輪のパーツや家電製品の部品など小物部品を得意としていた塗装メーカーではありますが、住宅用部品なども手掛けております。またABA会員で見学した50%出資子会社であるベトナムの『VIETNAM SUCCESS社』では建築関連の大物製品も粉体塗装を中心に取り扱っております。

当工業会の加入は2018年3月からですが、それ以降、DNTCWコーティングフォーラムの特別講師を務め、当工業会初の関西勉強会や若手工場見学会関西編でも中心的役割を 担って頂き、当工業会への貢献や意欲は非常に高く、今回の理事推薦及び承認となりました。

ABA加入時の2018年4月の記事はこちら

2018年12月DNTCWコーティングフォーラムの記事はこちら

2019年7月関西勉強会の記事はこちら

2019年7月若手社員工場見学会関西編はこちら

益々のご活躍を祈念し、また工業会への更なるご協力を何卒宜しくお願いします。

2020.3.31

ABA定期総会がメールでの書面審議で行われました。

政府の新型コロナ感染症予防のための自粛要請もあり、本年度の当工業会で3/12に大宮で開催予定だった年次定期総会及びものつくり大学との技術交流会は先月もお伝えした通りキャンセルになりました。代わりに、会員各社にメールでの書面決議送付・受領によって議事を審議してもらいました。第1号議案(2019年の活動と収支報告)、第2号議案(資格認定制度創設の進捗報告と今後の進め方)、第3号議案(㈱フロントによる模様塗装特許関連対応について)、第4号議案(2020年の活動予定と予算案)及び第5号議案(理事の再任と新理事の承認)のすべての議案を賛成多数で可決したことをご報告いたします。会員の皆様ご協力ありがとうございました。

昨今ではテレワークに対する社会の見方も変化しており、今回は後ろ向きな対応でやむなく書面決議の形を取りましたが、今後はこういった異常事態も想定し、予めルールを作っておく大切さや遠隔でのコミュニケーションをどう取り入れていくかが社会に課せられた使命なのかと思います。

2020.3.31

軽金属製品協会との共同研究報告会を開催(2/27)

2月27日東京都千代田区にある日本教育会館において、(一社)軽金属製品協会(以下軽金協)と当工業会の共同研究の報告会を両団体主催において開催いたしました(司会:軽金協佐藤専務理事)。

そもそもこの共同研究の発端は2014年まで遡ります。この年、2014年に初版である軽金属製品協会規格『アルミニウム合金製建築材料粉体塗装性能評価方法』が発刊(2016年改訂)。また2018年9月には『粉体塗装標準指針・同解説』が日本建築仕上学会より出されました。この際、粉体塗装の耐候性の評価の基準は北緯27度以南の南西諸島での屋外暴露試験で1年ないし2年で評価されることが基準でした。しかしながら、この間、市場ではヨーロッパで主流のポリエステル樹脂含有の粉体塗料が台頭。日本で現在でも主流である耐候性が非常に高いふっ素樹脂系の溶剤塗装に代わるふっ素樹脂系の粉体塗料が出るもコストの観点より中々採用に至らず、そこで開発されたのがふっ素とポリエステルの両樹脂を含有した混合型の粉体塗料。しかしながら、塗料メーカー毎にその含有量・配合割合は異なり、また含有する顔料によって、つまり色によっても耐候性に大きくばらつきが出る懸念が設計・監理側にはありました。しかしながら数年にわたる暴露試験を建築プロジェクト毎に実施するのは現実的には不可能。そこで元鹿島建設の野平氏を委員長に、建材メーカー、塗料メーカー、塗装業者など実務者が中心となり、新しい過酸化水素水噴霧型キセノンランプ式耐候性試験機(以下過酸化キセノン式)を使用した新たな耐候性試験の確立を目指し、2015年11月に『アルミニウム合⾦製建築材料の粉体塗装の促進劣化試験方法開発WG』が立ち上がり、2016年9月より『アルミニウム合⾦製建築材料の粉体塗装の促進劣化試験方法開発委員会』に蔵替えをし、研究を進めてきました。

本報告会の冒頭には軽金属製品協会佐藤専務理事より、本報告会での協会としての役割と本報告への期待のこもった開会のあいさつがありました。

続けて野平委員長が「光触媒反応による早期劣化が懸念される塗料を50時間程度の短時間で試験できる」と提言。光触媒反応が見込める白やメタリック色はこの新しい促進試験が外装用粉体塗料の選定に有効になると力説されました。

軽金協からの代表として登壇したのは鈴木誠氏。本委員会の詳細な報告が行われました。評価対象は勿論アルミニウム合金にふっ素/ポリエステル複合樹脂粉体塗装が施された試験板。色は白・黒・赤さび・シルバーメタリック・グレー・青などを選択。上述の促進試験との相関性を評価する屋外暴露試験場も南西諸島2か所に加え、内陸地として選定された埼玉県日高市(注:のちに東京に移動)、臨海工業地帯として千葉県市原市、寒冷地として富山県黒部市を選定しました。

さらに上述の過酸化キセノン式に加え、従来から超耐候性試験として実績のあるメタルハライドランプ式、そしてなじみ深い従来からのサンシャインカーボンアーク式を使用して、屋外暴露試験との色差や光沢値の変化の相関を研究したそうです。

結果としては、屋外環境における塗膜の劣化構造2種(紫外線劣化と光触媒劣化)の内、過酸化キセノン式で重点的に見れる劣化は光触媒劣化であり、酸化チタンを含有する色系統の塗膜に関しては有効であると認められた、と結論づけています。また南西諸島における屋外暴露状況とは非常に似通った傾向を示すことが分かったが、内陸地や寒冷地などでは違った傾向を見せており、特に黒色に関してはそれが顕著に見受けられるようです。但し、屋外暴露も過酸化キセノン式もどちらも光触媒反応が強いため、メタルはライトランプ式を併用する必要もある、と提言していました。またメタルハライドランプ式もメーカーでの条件に違いがあるなど、こちらも標準化が必要では、と問題提起をしていました。

休憩を挟んで、上述の三氏に加え、元森ビルの伊東氏(伊東外装計画事務所)と㈱マルシン後藤氏、大日本塗料㈱の渡部氏を加え、パネルディスカッションを開催。来場者からの質問に応えつつ、各人の立場の違いによる本研究への見解を述べていました。最後に、当工業会会長の宮越氏が本研究の委員やその活動に謝意を伝え、この研究結果を今後の粉体塗料採用につなげるよう、努力する姿勢を話し、本報告会は幕を閉じました。

本研究の詳細/資料はこちら

ペイント&コーティングジャーナル誌(3/18付)の関連掲載記事はこちら

2020.2.29

ABA総会・懇親会及びものつくり大学との技術交流会中止のお知らせ

以前の更新時にもお伝えしていた、3月12日(木)に執り行われる予定の本工業会年次定期総会及び懇親会そしてその前段に毎年開催しているものつくり大学との技術交流会・協同勉強会ですが、昨今の新型コロナウィルス感染症の影響による政府要請もあり、感染拡大防止の為、誠に残念ながら中止させていただくことになりました。延期も考えましたが、事態の収束が見通せないこと、スケジュールや会場確保が難しいこと、予算承認をもらわないと4月以降の活動が滞ること、4月に跨ると大学側が新規年度に入ってしまう事、などもあり、延期はせず、審議内容については会員各社に対するメールでの審議・承認とさせて頂き、会場での開催は中止とさせていただきます。

尚、会員懇親会の為の振込済会費に関しては、然るべき時期に返金方法の連絡をさせていただきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

お申し込みを頂いた皆様には大変ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解いただけますと幸いです。

ものつくり大学技術交流会中止のお知らせはこちら

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