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会のご紹介

設立目的とご挨拶

ABA

ABA「我々アルミニウム合金材料工場塗装工業会(略称「ABA」)は、アルミニウム合金材料に対する塗装品質の確保と向上やその認知普及活動、またそれらの活動を通じた社会貢献・環境の保全等を目的として発足しました。ロゴマークのデザインは、台形がアルミニウム素地、その上のラインが適切な素地調整、一番上のラインが塗装を表しています。ABAの文字が包み込まれている台形があたかも組織としての一体感や団結を示し、ラインのレイヤー(階層)の様に一歩一歩努力を積み重ねて、以下の信念を胸に活動してまいります。

「三つの真剣」

  • 1.表面ではわからない部分にも真剣に取り組んでいます
  • 1.環境への配慮を忘れず、それに伴う技術を真剣に取り組んでいます
  • 1.工場塗装に対するご相談に真剣にお答えします

全国の工場塗装参加企業を求めています。
*参加には審査があります

塗装業本来の社会的責任を果たし、環境に配慮した社会づくりに貢献することを命として活動していきます。

会長宮越一郎

アルミニウム合金材料工場塗装工業会の設立にあたり、ひと言ごあいさつを申し上げます。

昨今の我が国経済は、長らく低迷を続けていましたが最近の事情からようやくトンネルの向うに明るい光が見えて来ました。かねてより準備を進めて参りました当工業会の発足は、日本建築仕上学会をはじめ関係各位のご尽力によって、この景気浮揚のタイミングで日の目を見ることと相成りました。

当会の活動内容は、

  1. ホームページによる啓蒙活動
  2. 学会や協会が主催する関連内容の委員会活動に対する参加協力
  3. 研究や開発の成果に対する知識の研鑽と普及展開
  4. 会員相互の情報交換と親睦
  5. 社会貢献活動
としておりますが、その礎となる我々の主張は、日本建築仕上学会によって昨年編纂された「加熱硬化形溶剤系塗装仕様標準書・同解説」の実践にあります。JASS18のそれとは違い、加熱硬化形に関する公的な標準書として、会員企業を通じて広く普及展開していきたいと考えております。

さて我々が今後確立すべき仕様は、環境配慮形の素地調整及び塗装です。VOC対応としての粉体塗装については既に多くの施工例が紹介されその性能について高く評価されているところですが、素地調整においてクロムフリー化することは業界内でも様々な研究が進められておりますが、公的な仕様を推奨するにはまだ越えねばならない課題があります。我々は環境配慮形の仕様確立を目指す中、あらゆる場面に適切な塗装仕様を提案して行きたいと考えております。

今後登場してくる建築物等に対し、標準仕様の遵守と環境配慮形への挑戦という使命を抱え、この塗装における日本のものづくりを総合的に世界に誇れるものとするため、関係各位におかれましては、皆様のご活躍をお祈りしつつ今後とも絶大なるご支援、ご協力の程お願い申し上げます。



アルミニウム合金材料工場塗装工業会(ABA)
会長 宮越 一郎

塗装が社会の中で大きな役割を果たすために、
私たちABAは、いっそう努力を続けてまいります。

顧問近藤照夫

アルミニウム合金材料工場塗装工業会が創設されましたこと、心からお慶び申し上げますとともに、本工業会の発足にあたり、顧問への就任要請をいただきましたことを光栄に存じています。

本工業会設立の目的は、会則において以下のように記されています。

  1. アルミニウム合金材料に対する塗装品質の確保と向上
  2. 地球環境の保全と健康安全に配慮した塗装仕様の普及展開
  3. 日本建築仕上学会編「塗装標準仕様書」の活用促進
  4. 上記、1~3の活動による社会貢献

愚生は40年ほど前に総合建設業へ就職して、建築内外装の材料と施工を主対象とします研究開発や技術支援を担当した後、15年ほど前に大学へ転じて研究と教育を継続しています。専門と致します分野の中でも、金属材料の腐食防食や施工に興味を抱いており、アルミニウム合金材料の表面処理や耐久性評価には、特に大きな関心を抱いて研究成果を継続的に報告しています。

したがいまして、本工業会で示されました上記の目的の中で(1)と(2)は、愚生のライフワークと考えていますことと一致しています。また、(3)に掲げられました「塗装標準仕様書」は、日本建築仕上学会の委員会活動において分担執筆、編集および監修を務めさせていただきましたことから、標準仕様の活用促進には大きな責任があると考えております。

現代は、一企業に限定される独占的な技術では大きな発展は望めず、複数の企業が適切な技術を共有して協力をしながら、適正な競合の下で業務を推進されることが重要となっており、貴工業会の設立は今後の業界や企業の発展には不可欠なものであると思います。

以上のような背景から、本工業会の事業内容は愚生の方からご提案しなければならないことでもあり、工業会によります学術的、技術的な活動に際しましては、積極的なご協力をさせていただく所存でございます。

最後に、本工業会のご活躍ならびに会員の皆様のご健勝と、企業の益々のご発展を祈念申し上げまして、顧問をご要請いただきました御礼の言葉とさせていただきます。



ものつくり大学 名誉教授
博士(工学) 近藤 照夫

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