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活動報告及びお知らせ

2024年

2024.11.30

DNTCWコーティングフォーラムに出演しました

さっぽろ雪まつりに神戸ルミナリエ。雪の金閣寺に兼六園の雪吊り。このイベントがあると冬を感じるイベント、ってありますよね。我々塗装業界に住む住人にとって、大日本塗料㈱(当会賛助会員)が主催する『DNT カーテンウォールフォーラム』は正にそういうイベントであります。

2024年は11月月末の29日金曜日にいつもの東京丸の内三菱コンファレンスビルにて開催されました。コロナが開けて復活開催となった2023年に引き続き、こういったイベントが出来る喜びをひしひしと感じまし、会場には所狭しと多くのお客様の顔を拝見できて光栄でした。

今年のテーマは『カーテンウォール塗装におけるSDGsへの取り組みと環境配慮』で、基調講演として、当会顧問でもある近藤先生が、「金属カーテンウォール塗装に対するSDGsの展開とさらなる環境配慮」と題した講演を行いました。講演冒頭は溶剤系標準仕様書や粉体標準指針の発刊までの道程に触れながら、その中でABAが日本建築仕上学会に委託研究を依頼した、建築用外装用有機系塗膜の耐候性評価方法標準化委員会がなぜテーマに上がったのか、そしてその結果どういった結論が導かれたのか、という話題が提供されました。その後、地球規模の温暖化や欧米各国の環境に関する法規制や国際会議COPの話から日本でのSDGsの位置付、そして建築仕上の業界がどのようにこのSDGsに貢献できるか、といったお話がございました。


近藤先生基調講演

その後休憩を挟んだ後に行われたプログラム2では各分野の動向として

①「丸の内界隈の建築物における環境に配慮した具体的取り組み」
   株式会社三菱地所設計 執行役員 工務部長 椿 宣之 様

②「ABAとしてのSDGsへの取り組みと環境配慮」
   アルミニウム合金材料工場塗装工業会(ABA) 専務理事 近藤 旭 様

③「塗料メーカーとしてのSDGsへの取り組みと環境配慮」
   大日本塗料株式会社 環境安全部 部長 岩澤 昭

④「アルミニウムカーテンウォール塗装分野での環境配慮への取り組み」
   大日本塗料株式会社 金属焼付塗料事業部 TL  北川 将司

の各テーマで、各講師から発表がありました。

まず、三菱地所設計の椿執行役員が、自社と丸の内の歴史と共に、丸の内における外装・内装材の時代トレンドをお話しいただきました。三菱樹脂設計関連物件においては、30年以上前は内外装共に高温フッ素樹脂が全盛で、アルマイトの複合皮膜も多かったとのことでしたが、特に直近10年は外装としてフッ素ポリエステルハイブリッド粉体の採用が、内装はポリエステル粉体塗装が増えているとの話がありました。また、塗装などの下地も、アルマイト下地をベースにした塗装前処理を採用していましたが、最近では三価クロムやさらにはジルコニウム系のクロムフリーの採用が増えてきました。さらに、様々な外装材の形状や構造を利用して、環境に配慮したビルづくりの最先端のお話を頂きました。

また、上述のように、HP筆者でもある当会専務理事近藤も、②の発表を行いました。我々の工業会のSDGsへの取組はもちろんのこと、創立以来10年にわたる我々の活動を関係各社・団体・業界に少しでもご理解頂けていたら幸いです。


専務理事近藤ABA紹介

続いて主催者の大日本塗料㈱より、まずソフト面としてのSDGsへの取組を発表。会社全体としての環境への推進体制、環境に対する想定するシナリオの把握、そのリスク、そしてそれに対する短・中・長期的な対応や対策などの見積を策定していました。後半に製品技術を含んだハード面としての環境対策を発表。アルミカーテンウォール分野での製品を介して目指す具体的な環境配慮案を発表、製品のコストやリスクを超長期耐候性製品を使用・採用することにより、長期に渡って按分できる、という考え方を示しました。また、粉体特にメタリックの粉体塗装を使用することにより、溶剤に比べて大きく減った工程によって、環境への負荷を低減することが提案されました。


DNT北川氏

休憩を挟んで、近藤先生を座長とし、講演者を交えたパネルディスカッションも開かれました。パネルは聴講者の質問に返答していく形式ですが、今回のテーマがどちらかと言えば技術面ではなく、環境や経営的なテーマな為、聴講者も質問内容に苦慮している様子が見受けられました。


パネルディスカッション

勉強会が終わると外は丸の内のイルミネーションで輝いていました。来年は今年よりいい年になることを祈念しつつ、ご参加頂いた皆様に主催者に代わって御礼申し上げます。

2024.11.30

総会日程が決定しました

来年度のABAの総会・懇親会の日時及び場所が下記に決定しましたので、ご報告申し上げます。

◎ 2025年(2024年度分)ABA定期総会 ◎

開催日時
:2025年3月11日(火)13時~16時半(予定)
開催場所
:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
 東京都千代田区神田駿河台4-6
 JR御茶ノ水聖橋口から徒歩1分/東京メトロ新御茶ノ水駅B2出口直結

◎ ABA懇親会 ◎

開催日時
:2025年3月11日(火)17時~19時(予定)
開催場所
:明治大学紫紺館5F「レストランフォレスタ椿山荘」
 東京都千代田区神田小川町3-22-14
 JR御茶ノ水駅御茶ノ水橋口徒歩5分/東京メトロ新御茶ノ水駅B3a徒歩5分
 東京メトロ神保町駅徒歩5分他

昨年度は学会の粉体指針発刊記念講習会が行われたこともあり、懇親会を先に行い、総会を翌日の午前中に開催するなど、変則日程で行いましたが、今年は元に戻して同日開催といたします。詳細や参加申込は1月頃になりましたらまた追って会員各社様に送付させて頂きますが、今のうちのスケジュール調整をお願い致します。

2024.11.30

各種展示会を見学してきました

「実りの秋」「天高く馬肥ゆる秋」とはよく言いますが、秋は我々の世界では種まきの状態・季節とでもいうのでしょうか。

というのも、実は秋~初冬は各地で様々な展示会が東京で開かれるケースが多く、我々のような塗料や建設に携わる業界にとっては興味深いテーマが目白押しです。そんな中、今回は10月末に行われたコーティングジャパン(=塗料塗装設備展。主催がRX社で、高機能素材Weekを構成する展示会の一つ)と11月20日~22日に行われたジャパンホームショー&ビルディングショー(主催:日本能率協会)にお邪魔して情報収集を行ってきました。

展示詳細はここでは差し控えますが、コーティングジャパンは幕張メッセで開かれ、当会賛助会員も幾つか出展をしておりました。尚、我々工業会のみならず、塗装コーターはほとんど出展していませんでした。しかしながら、当会の理事である戸﨑産業戸崎社長が1日目に催されたCoCo(CoatingConsortiumの略で、お馴染みの日塗工・IPCO・CEMA・工塗工などの共同参画事業)の特別講演会に出演されていました。内容は戸﨑産業さんのSDGsキックオフから現在迄の取組状況やGXリーグ賛同企業登録とCO2排出量と削減量の推移と削減に向けた取組み事例などを紹介なされたそうです。

筆者の記憶の限りでは、前身の塗装・塗料展から数えても10回程度の歴史の浅い展示会と記憶していますが、今年は少し出展社や来場者も少なかったように見受けられました(主催者速報では、3日間で出展社・不在関係者を除くのべ4.6万人が来場)。

また、10月下旬には、こちらは塗料ではなく、建設業に的を絞った展示会「ジャパンホームショー&ビルディングショー」が開かれていました。最初の2日を雨に祟られ、こちらはビッグサイト開催に関わらず3日間開催で39,282人だったようです。展示品も内装に関わるものが多く出され、ホームショーと言うこともあり、外装における建材製品では漆喰の仕上に関わるような展示もありましたが、塗装品をはじめ、金属製部材の出展が少ないように思えました。

何はともあれ、このような状態を見ながら、来年度以降の展示会出展を考えていきたいと思います。

2024.11.30

年会費の支払をよろしくお願いします。

もう間もなく師走だというのに、まだ残暑が残るこの頃。季節感がおかしくなりそうなところに誠に申し訳ございませんが、今年も年会費の徴収の時期がやってまいりました。このHP更新前後には事務局からの連絡があると思いますので、お手数ですが納入の方を年内までにお願い申し上げます。

尚、前年度にもお伝えしたように、ABAは免税事業者として、インボイス発行事業者登録をしないことを決定しております。尚、会費収入は非課税として扱われますので、ご理解のほどよろしくお願いします。

2024.10.31

日本建築仕上学会35周年記念行事(学術講演会を含む)に参加しました

ABAが10周年であるならば、こちらは35年。1989年10月に設立した、会員数440を誇る日本建築仕上学会の記念式典及びその前後に開催された、大会学術講演会に、当工業会会長・専務理事・常務理事の3名でお邪魔してきました。

今年の大会記念公演は、いつもの東京大学山上会館ではなく、岐阜県岐阜市の長良川国際会議場にて開催。木曽三川の一つであり、日本三大清流の一つでもある長良川のほとりにあり、山上にそびえる岐阜城も望める非常に自然豊かなロケーション。会場も安藤忠雄設計の打ちっ放しコンクリートで覆われた特徴的な形で1995年に竣工。非常に印象深い会場でしたが、地方開催ということもあってか、講演の発表数はいつもより少な目の66講演。また、会場が二つに分かれており、全ての講義を網羅することが出来ませんでした。

塗装関係も、性能評価など幾つか他のプログラムであったものの、材料のプログラム(塗料・仕上塗材)としての論文は6講演。我々金属の工業塗装関係はほぼゼロと言っても過言でありませんでした。先に東京明治大学駿河台校舎で行われた建築学会でも特に目立った発表もなかったので、致し方ないと言えば致し方ないですが、すこしさみしいですね。

夜は会場を長良川の反対に位置し、情緒ある街並みの中心となっている十八楼という旅館の宴会場で行われ、100名ほどの関係者が集まりました。学会の設立発起人であり、昨年惜しくも亡くなった上村克郎先生(元建設省建築研究所所長、元宇都宮大学教授)を偲び、またその教えの元に、名古屋工業大学の河邉信二教授の発声の下、乾杯が行われました。途中には企画委員会と編集委員会で企画した「素材から読み解く建築ガイド」に紹介されている東京カテドラル協会の建築の醍醐味を解説したビデオを放映。35周年を彩る非常に有意義なムービーでした。


仕上学会野口会長のあいさつ

一会員としてではありますが、日本建築仕上学会の益々の繁栄をお祈り申し上げます。

2024.9.30

創立10周年記念講習会・懇親会及び工場見学会が開催されました

予てよりご報告していたように、去る9月25日に、ABA創立10年を記念し、九州で初の、そしてコロナ以後会員企業以外を招く初の勉強会を実施しました。

久し振りの外部業界関係者を招いた勉強会はソコソコに天候にも恵まれ、本格的な秋とは言い難いような暑さ(最高気温29.3℃)。雨よりマシと思うしかないですが、勉強会の荷物のほとんどを送ったとはいえ、翌日の工場見学会を含めた複数日の着替えや書類等が入ったカバンの移動は大変でした。そんな中、昼食時間を過ぎた時間から始まった勉強会ですが、外の暑さにも負けないくらいの熱気がありました。なにせ集まった人たちはなんとABA勉強会でも最多の99名。用意した机付きの席では間に合わず、急遽後ろに追加席を設置するくらいでありました。

こうして始まった勉強会、当工業会会長の宮越はまずその冒頭あいさつでこの10年間の主な歩みを紹介し、中でもABA認定制度である工場塗装管理技術者の資格を作った意義は会として非常に大きい、とし、またその試験創設そして創立に関わった全ての関係者に感謝の辞を述べました。続く近藤旭専務理事がABAの概要・設立意義や活動記録を簡単に説明しました。


宮越会長挨拶


近藤旭専務理事 ABA概要説明

そして基調講演として、当工業会顧問であるお馴染みのものつくり大学近藤照夫名誉教授が「工場塗装仕様の標準化と性能評価」として、ABAが始まる前、2004年よりスタートした、日本建築仕上学会学術委員会内に設置された委員会である「焼付け塗装標準化検討委員会」から、現在の「環境配慮型塗装仕様普及検討委員会」に至るまで、建築分野に関わる工業塗装の標準化への道程をご説明なされました。その中で生まれた、改定本を含む「建築用アルミニウム合金材料 加熱硬化形溶剤系標準仕様書・同解説」・「(同) 粉体塗装仕様標準指針・仕様書」のコロナ禍を含む編纂作業のご苦労や各種塗膜の試験方法の説明、SDGs に基づく環境に配慮した塗装仕様の普及展開や促進耐候性と屋外暴露の相関性を研究した委員会での活動も紹介。そして何より、その研究成果を世の中で実践する為のABAの存在意義を高く評価して頂きました。


基調講演の近藤照夫顧問

休憩を挟んで行われた次の講演では、初の登場となる、関西ペイント株式会社日本汎用事業部門工業塗料本部市場開発グループの石井氏が登壇し、「ESGと脱炭素~持続可能な環境貢献と事業成長~」と題した講演を披露して頂きました。その中で特に印象的だったのは、脱CO2は待ったなしの状況に瀕しており、その施策の一種となる「炭素税」の今後の導入は、大小関わらず多くの企業にインパクトを与え、全世界で様々なハレーション(悪影響)が起きるであろう、と宣言しました。しかしながら、これを悲観的に捉えるか、チャンスと捉えるかは、今後の日本経済浮揚のカギにでさえ成り得る、というような前向きな考えも頂きました。


関西P石井氏の脱CO₂講演


戸﨑理事によるSDGs取組

そんな脅しにも似た講演が終わった後、当工業会理事でもある戸﨑産業㈱の戸崎氏が紹介した自社での環境への取り組みはまさに最先端。当工業会でも何度か会員向けに勉強会を開いてもらっていますが、今回も前述の関ペ石井氏の講演とは別の意味で衝撃的且つ、石井氏の講演で提起された問題に対する一つの答えでした。具体的には、戸﨑産業では経済産業省が主導するGX(グリーントランスフォーメーション)リーグに参画。GX(グリーントランスフォーメーション)リーグはカーボンニュートラルへの移行に向けた挑戦を果敢に行い、国際ビジネスで勝てる企業群によって設立され、CO2の排出削減を目指した団体で2024年4月時点で日本のCO2排出量の5割超を占める企業群が参画しています(GXリーグの詳細はこちらから 注:外部サイトにジャンプします)。そのGXリーグの企業間交流でも発表した先進的取組はSDGsの活動とも合致し、会員・非会員に関わらず、建材の工業塗装に関わる企業からすると、目からうろこ、是非会員としては戸﨑さんについていき、また追い越すべき目標になりました(筆者注:戸﨑産業さんは元は自動車や軽電製品への塗装が多いゆえに、建築関係塗装業者より環境に対しての考え方が進んでいると個人的に思っております)。


大塚理事閉会挨拶

内容が盛りだくさんな勉強会が終わり、夜は場所を移して、会員の多く泊まる宿の宴会場にて懇親会を開催。こちらも60名を超える関係者が集まりました。

冒頭、会長の挨拶から始まり、今回、聴衆集めにご協力頂いた、同業の団体である九州工業塗装協同組合(以下九州工塗協)の専務理事である㈱花びしの稲田社長、及びIPCO((一社)国際工業塗装高度化推進会議)の副理事長であり、当工業会賛助会員でもある三王㈱の高橋社長、そして日本パウダーコーティング協同組合(以下パウダー協)の立花専務理事にもご挨拶を頂きました。また乾杯の発声は基調講演の講師を務めて頂いた近藤照夫先生にお願いしました。


稲田九工連専務理事


IPCO高橋副理事長


パウダー協立花専務理事

また、両会の司会は当工業会理事より、勉強会が㈱日本電気化学工業所の倉智亮吉氏及び懇親会が㈲小林焼付塗装の小林氏が担当しました。また、閉会の挨拶は勉強会が大塚常務理事、懇親会が近藤専務理事(注:筆者)でした。尚、当勉強会・懇親会双方に、塗装を生業とする企業だけでなく、ゼネコンの技術の方やサッシメーカーの営業・技術の方にもご出席を頂きました。パウダー協元専務理事講師の方も含め、この記念勉強会・懇親会に関わった全ての方にこの場をお借りして御礼申し上げます。


近藤照夫顧問の乾杯挨拶


準会員として加入したヒロナリ焼付塗装草場氏


両会で活躍した司会の倉智氏と小林氏

翌日にはこの記念行事のもう一つの目玉である、工場見学会を実施。今回は宮越会長の伝手でLIXIL九州有明工場、および九州工塗協さんの会員である㈱かわでんさんにお願いをして見学をさせて頂きました。前社では主に個人住宅向けのアルミ合金の押出成形とその組み立てを、後社では主にスチールの電気制御盤の加工折曲げから粉体塗装の工程を拝見させて頂きました。こちらも皆様真摯且つ丁寧に対応いただきました。誠にありがとうございました。

こうして、全ての日程を無事に終えることが出来ました。そして11年目もどこかで勉強会を開催したいと思っております。その際は是非皆様よろしくお願いします。

2024.9.30

経産省のVOC排出抑制自主的取組に協力します

VOC(Volatile Organic Compound=揮発性有機化合物)は、わが工業会の設立主旨や会則にある「地球環境の保全と人間の健康安全に配慮した塗装仕様の普及展開(会則第2条)」の中で、削減に取り組まなければならない対象物であります。我々は粉体塗装の導入や使用促進活動によって、その総量を減らす取り組みを各企業としても工業会としても実施しています。

そんな中、(一社)軽金属製品協会(以下軽金協)より問い合わせ・要望があり、経済産業省が実施している、「揮発性有機化合物(VOC)排出抑制の為の自主的取組」の実施母体になってくれないか、という要請がありました。

元々、環境省と関係各省(厚生労働省や経済産業省、国土交通省等)が、1997年に取り纏めれた京都議定書(2005年=平成17年発効)への具体的取り組みとして、平成22年までにVOC排出量を平成12年度比で3割削減を目指す、という方針を決定。VOC排出抑制対策を行う為、大気汚染防止法を改正(平成18年4月施行)し、全排出事業者が事業活動に伴う排出状況を把握する事、排出抑制に必要な措置を講ずる事、そして排出規制と事業者の自主的取組を適切に組み合わせて行う事、を目標としています。

各企業では、既に平成13年4月以降に始まる事業年度からPRTR法(Pollutant Release and Transfer Register=化学物質排出移動量届出制度。対象24業種を行う事業所のうち、本社や工場、営業所等を合わせた全事業所の従業員合計が21名以上の企業は政令によって定められた化学物質の実態調査の提出義務が事業年度ごとに有る)に基づく届出を行っています。こうした中、日本は平成22年度の排出量として、前述した目標の3割を超える4割以上の削減を達成しました。しかしながら平成22年以降も排出抑制制度を持続的に継続することを決定し、経済産業省では、産業構造審議会のイノベーション・環境文化会の一つである「産業環境対策小委員会」において、各業界団体等の自主的取組についてフォローアップを継続しているそうです。

軽金協では過去より、この自主的取組についての報告協力団体でありました。所属する団体・企業の中で化学物質を使用する企業・事業所を取り纏め、経済産業省に報告をしていたようです(注:メインであるアルミサッシメーカーは別団体での報告をしているとのこと)。しかしながら、軽金協内部の事情により、この取り組みへの協力が困難になったこと、そして報告をしていた企業がABA所属団体であったことで、今回の依頼が舞い込んできました。そこで、会長や関係理事に相談し、報告を実施している各企業へのヒアリングも実施。最終的に軽金協の依頼を受諾することを決定しました。

我々としてはその設立趣旨に「環境保全」を掲げていること、そして経済産業省とのつながりを持つことにより、この受諾が今後の工業会としての活動の道を模索するヒントを与えてくれるのではないか、と思っております。必要の際には、現在ご協力を頂いている報告企業以外の各会員企業にもご協力を要請する可能性がありますので、その際は真摯にお話を聞いて頂けたら幸いです。

経済産業省の自主的取組について知りたい方はこちらを参照ください(注:外部リンク(経産省HP)にジャンプします)。

2024.7.31

第4回工場塗装管理技術者講習試験が開催され、また合格者が発表されました。

2021年の第1回開催から早くも第4回を迎えたABA認定工場塗装管理技術者講習試験。1日目(6月21日)の講習こそ従来通りZoom開催でしたが、翌22日の試験本番は会場を第1回以来となる複数個所(埼玉県大宮市・愛知県名古屋市)使用して開催しました。

今回は6企業12名からの受験があり、うち2社は企業として初の受験者を出して頂きました。関西会場が無かったこともあり、関西方面の企業様にはご迷惑をお掛けしましたが、無事に試験を開催できたことに感謝いたします。

講習では各受験者頭を掻きながらも、普段耳にしない言葉や分野などの講義に必死に耳を傾けておりました。また試験での受験者の動向も非常に興味深かったです。試験直前まで必死にテキストを開いて勉強をする受験者がいる一方、余裕そうに席でリラックスしながら待つ受験者もいました。各人の試験の出来や自信のほどは如何ほどだったのでしょうか。勉強の成果が結果に結びつけばいいですね。

こうして実施された試験ですが、試験後翌週には事務局による採点が終わり、その後7月半ばには合否判定委員会が開かれました。ここでは従来通り、受験者がよく間違えた問題などを分析・研究した上で合格ラインの設定が行われ、今年度の合格者が決定しました。今回は受験者12名の内、8名が合格いたしました(合格者はこちらの試験特設ページで公開しています)。

尚、試験前よりアナウンスしていた通り、次回当該講習試験は2026年春~夏頃開催する予定です。その際には、講習用テキストも試験も2022年9月、2024年2月にそれぞれ第2版として改訂された加熱硬化形溶剤系塗装標準仕様書・同解説や粉体塗装仕様標準指針・同解説に沿って改訂する予定であり、昨今の社会課題である環境や持続可能な開発目標(SDGs)など新しい話題も盛り込む予定であります。加えて、本資格は5年の有効期限があり、第1回(2021年開催)講習試験の合格者(認定者)もその期限が切れますので、新しい内容と共に、今一度学び直し「リスキニング」を行うチャンスでもあります。今回も含めて不合格だった方やこれから新たに受講受験希望をする企業の方も含め、会員企業皆様には今後の講習試験の動向にも継続的なご注目をお願いします。

合格者はこちら

2024.7.31

九州勉強会と企業見学会の詳細が決定いたしました。

前回のニュースでもお伝えした通り、ABAでは今年10周年を迎えたことを記念し、9月にまだ未上陸の九州地方福岡県にて、ABA主催の講習会・懇親会を開催することを決定しており、今回はその詳細を以下にお伝えします。

日  時
:9月25日(水)
 勉強会 13:25~17:00(受付12:30~)
 懇親会 18:00~20:00(予定)
会  場
:(勉)「TKPエルガーラホール」7F 中ホール2
    福岡県福岡市中央区天神1-4-2
 (懇)「THE LIVELY福岡博多2F INDIGO」
    福岡県福岡市博多区中洲5-2-18
費  用
: (勉)無料 (懇)8000円/人
講習内容
:① 工場塗装の標準化と性能評価(仮題)
   ものつくり大学名誉教授 近藤 照夫氏
 ② 関西ペイントのESGへの取り組み(仮題)
   関西ペイント㈱ 石井 浩一郎氏/舩橋 愛佳氏
 ③ 工業塗装で取組む環境対応(仮題)
   戸﨑産業㈱ 戸﨑 寿人氏

当該勉強会・懇親会は工業塗装・建築塗装・設計・環境など興味のある方は会員外であってもどなたでもご参加できます。申込用紙をよくお読みの上、必要事項を記入し、事務局まで送付ください。知り合いの方・企業も是非お誘いください。

また、翌日26日には九州を代表とする企業の見学会を実施します。こちらは当会会員限定の為、会員各社へメール等で告知しますので、こちらも奮ってのご参加をお待ちしております。

昨今では大手ゼネコンを始め、ようやく地方でも塗装下地としての前処理(陽極酸化処理と化成処理)の重要性をご理解頂き、設計図書・特記仕様・各社の要領書等に明記するなどの動きを耳にするようになりました。この流れを確固たるものにする為にも、ABAの活動を広く知って頂くことが何よりのきっかけになるかと思います。コストはもちろん大事ですが、より多くの方が品質や環境"も"バランスを取って企業運営をする会員企業の頑張りに目を向けてもらう機会になれるような勉強会にしたいと主催者一同願っております。

九州勉強会・懇親会2024申込用紙(PDF)

2024.6.30

第28回R&R建築再生展2024に出展いたしました。

2024年6月12日(水)~6月14日(金)の3日間、東京ビッグサイト東1ホールにて開催の「第28回 R&R建築再生展2024」に工業会として2年ぶりに出展いたしました。

会場では、工業会を代表して5社が展示、カタログ展示も1社が参画して、実際に塗装されたサンプル品を展示したほか、工業会全体の活動内容等を紹介しました。

お忙しいところ多数の当工業会会員企業のお客様、塗料塗装業界企業様、興味を持って頂いた来場者様等、様々な方がブースにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。

皆様のおかげをもちまして、展示会を執り行うことができましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも皆様のご期待に沿えますよう、会員企業全力をあげて業界の発展に務める所存でございますので、何卒、末永くご愛顧くださいますよう、お願い申しあげます。

2024.6.30

第3回IPCOカンファレンスに参加しました

5月31日、江東区にある東京都立産業技術センター(以下都産技研。HPはこちら。)にて、3年ぶりとなる第3回IPCOカンファレンスが開催され、今回ABAも協賛させて頂いたため、会長以下数名にて参加しました。

IPCOは既報でも言及したことがあると思いますが、(一社)国際工業塗装高度化推進会議のことで、International Promoting Council of Industrial Coatingの略。工業塗装を国際的な視野と広がりの中でレベルアップさせるために幅広く活動を行うことを目的として、工業塗装産業が地球環境に与える負荷をいかに少なくし資源を有効に活用するかについて議論・研究・検証し、実行することを活動テーマとしているそうです(HPより抜粋。詳細はこちらを参照)。

都産技研も産学工連携事業としてIPCOの活動に協力しており、今回の都産技研内での発表になりました。またABAも一部会員企業がIPCOに参画している繋がりがあり、協賛要請を快諾した次第です。

内容については、7名の講師がそれぞれグリーントランスフォーメーション(GX)、デジタルトランスフォーメーション(DX)、サーキュラーエコノミー(CE)、カーボンニュートラル(CN)等について講演されました。特にCNへの取り組みは、経産省の職員らが直接企業に指導し現状把握・目標設定等を行っている事例発表があり、企業の社会的責任の重要性を感じました。


前島理事

また、ABA理事も講師として招かれ、筒井工業の前島氏は「魔法の言葉」を通じて人材面の改善事例について、戸﨑産業の戸﨑氏は「SDGs」への自社の取り組み事例についてそれぞれ講演され、聴衆の関心を集めていました。


戸﨑理事

会場には91名の参加者の熱気で溢れており、CE、CN等への関心の高さが窺えました。当会ABAもこれまでの取り組みに加え、今後は特にCNへの取り組みにも目を向けていく必要性を感じました。

2024.5.31

ABA10周年記念九州勉強会の日程が決定しました

先日の総会時にも報じたように、ABAは今年度で2014年の創立以来10周年を迎えました。そこで当工業会では10周年を記念し、まだABAとしては未開の地である九州にて、塗装前工程の重要さをテーマに勉強会を本年2024年9月25日(水)に開くことになりました。勉強会は会員は勿論、非会員であっても、この業界の設計者・建設会社・金属工事業者そして同業である塗装業者も参加可能です。

翌26日(木)には㈱LIXIL有明工場及び㈱かわでん九州工場を見学する予定です(こちらは会員のみ)。詳細は追ってHPや会員企業へのメールにて連絡しますが、今のうちに予定を開けておいていただけると恐縮です。

2024.5.31

日本建築仕上学会年次総会及び学会賞授賞式が終了しました

去る5月16日(木)に、東京都港区芝にある建築会館内ホールにおいて、日本建築仕上学会2024年通常総会が執り行われました。第1号議案~第5号議案まで滞りなく執り行われました。

また総会後、恒例の学会賞の発表式が開催されました。今年はABAから技術スタッフである宮越工芸㈱の加納純一氏を推薦させて頂き、見事承認され受賞(技能賞)が決まりました。おめでとうございます。

宮越工芸加納氏①

宮越工芸加納氏②

加納氏はABAの技術スタッフとしては前任の中野義信氏(2015年同賞受賞)からその任を2018年以降引き継ぎ、学会活動を含め、あらゆる活動においてその才能を発揮してくれております。特にABA認定講習試験制度の創立にも中心メンバーとして深く関わってくれました。この度はおめでとうございました。加納氏の他、ABA関係者としては、大日本塗料㈱の増田氏、ロックペイントの田村氏も学会賞を受賞したようです。おめでとうございます。

大日本塗料増田氏

ロックペイント田村氏

2024.5.31

R&R建築再生展2024に2年ぶりに出展します

ABAとしては2年ぶりにリフォーム&リニューアル(R&R)建築再生展に出展いたします。今年度の協力共同出展社は大塚金属㈱・㈲小林焼付塗装・戸﨑産業㈱・㈱マルシン・宮越工芸㈱の5社、カタログ展示としてインテック日塗㈱が出展します。日時等開催概要は以下の通りです。是非会場まで足を運んでいただけるよう、よろしくお願い致します。

日  時
: 6月12日(水)~15日(金)の3日間。10時~17時(最終日のみ16時半終了)
会  場
:東京ビッグサイト東1ホール
主  催
: 建築再生展組織委員会
後  援
: 国土交通省他
入場料金
: 1000円(一般)
主催者HP
https://rrshow.jp/2024/
詳細は主催者ホームページをご参照ください。

2024.4.30

ABAの活動を含めたSDGs推進が仕上学会HPに掲載されました

ABAでは予てよりSDGsを団体としても個々の企業としても推進しております。そしてその活動はABA会員企業が参画する日本建築仕上学会やその各種委員会にも広がっており、お互いの活動の中で密接にリンクしています。

この度日本建築仕上学会HPに「工場塗装関連部門におけるSDGsの推進」(PDF)というタイトルの活動報告が掲載されています。当工業会の顧問であるものつくり大学近藤照夫先生が委員長を務められる『環境配慮型塗装普及展開委員会』にてまとめられた、 工場塗装関連部門で推進すべき、関連するSDGsのGoalsおよびTargetsを明確化しています。個々の工業塗装企業として、SDGsの推進の為に是非ご参照ください。

2024.4.5

第4回ABA認定工場塗装管理技術者講習試験が実施されます

昨年の第3回試験までに延べ11社、計27人の合格者を輩出し、この業界でリーダーシップを発揮できる人材を育ててきた工場塗装管理技術者認定制度。今年も第4回の講習試験を下記日程にて行うことになりました。

過去の受験者傾向から今年は関東と中部の2箇所での開催となります。また、来年度は一旦休止し、再来年度には新しいカリキュラム(最新の粉体指針を反映)したものに切り替える予定であります。従って、是非とも本年に現行最後の試験を受験いただけるよう、よろしくお願い申し上げます。

日  時
: 6月21日金曜(講習)22日土曜(試験)の2日間
会  場
:21日-Zoomによるweb講習  22日-関東・中部の2会場にて実施
(注)今回は大阪会場では実施いたしません。
申込期間
:4月15日-5月7日

詳細は講習試験ページをご参照ください。

2024.3.31

10周年記念懇親会および総会が終了しました

当工業会が創立したのが2014年の2月。AGC㈱で開催された創立総会から今年で早いもので10年が経ちました。そこでABAでは会員各社への感謝も含め、2月26日の仕上学会粉体講習会後に、東京都文京区湯島にあるホテル東京ガーデンパレス天空の間において10周年記念懇親会を開催しました。司会は一昨年理事になりました当会理事である小林焼付塗装の小林社長が務められました。

冒頭当工業会会長の宮越氏のあいさつでは、ABAのこの10年での実績を強調。ABAの目的である① 建築用アルミニウム合金材料に対する塗装品質の確保と向上、② 地球環境の保全と人間の健康安全に配慮した塗装仕様の普及展開、③ 日本建築仕上学会編「溶剤系塗装標準仕様書」「粉体塗装仕様標準指針」の活用促進、を全国各地での勉強会や工場見学、海外視察、各種展示会を実施することで果たしてきた、と力説しました。また、塗装管理技術者の資格認定制度の創設により、工場塗装への信頼と未来に繋げていきたいと考えている、と述べられました。


懇親会司会の小林理事


宮越会長挨拶

また、来賓の近藤先生が(注:近藤先生は我々のことを「同志」「仲間」と思ってくださっており、「来賓」と呼ばれることがこそばゆい、と仰ってましたが、ここでは「来賓」と呼ばせて頂きます)10年前の創立前に会員勧誘を手伝った時のエピソードを披露、またこの10年で会員が順調に増えたことを喜んでおられました。何より、先生自身が中心となって編纂した溶剤系仕様書や粉体指針が、会員各社によって実践されていくことを、研究者として何よりの喜びである、と仰って頂いたことは光栄です。


(来賓)近藤先生挨拶


乾杯の音頭 大塚常務理事


談笑の様子①

その後、和やかな雰囲気で歓談が進みました。途中、この10年の工業会への貢献を讃えるため、感謝状が㈱マルシン後藤専務(欠席)と元郷塗装工業㈱西澤社長に送られました。後藤氏はABAの創設にあたり会員企業の募集に奔走したこと、西澤氏は創設以来8年に亘り会計監事として会を支えたことが評価されました。ここにお二人への感謝と益々のご活躍をご祈念いたします。


感謝状贈呈 西澤元監事


一昨年度(2022年)入会 松下建材塗装谷川社長


談笑の様子②


中締め挨拶 前島理事

その後10周年を振り返るムービーが流れ、懇親会は和やかに終わりを告げました。


記念ムービーお披露目



変則開催となった今回、懇親会の翌日の午前に、ABAの10周年の節目となる総会が開催されました。ここでは4年前に理事に就任した戸崎産業㈱の戸﨑社長が司会を務められました。


開会の辞 山川理事


総会司会 戸﨑理事

総会(議長:宮越会長)の議題は以下の通りです。注:()は報告者

第1号議案
:昨年の活動報告(近藤旭)
第2号議案
:昨年度会計・監査報告(大塚、後藤)
第3号議案
:今年度予算・活動案(近藤旭)

議事はすべて滞りなく進み、賛成を得られ可決しました。


議事説明 近藤専務理事


会計発表 大塚常務理事

その後、記念講演として、ものつくり大学近藤照夫先生を講師にお迎えし、『建築外装用有機系塗膜の促進耐候性評価に関する研究成果概要』と題した講演を実施しました。


記念特別講演 近藤照夫先生

両学会講演資料にもあるように、今回の委員会が出した結論としては、現段階で本委員会が試験をした各種塗料・促進耐候性試験の検討範囲では、屋外暴露試験との相関性が十分に得られず、建築外装用塗料の硬化塗膜が有する耐候性を短時間で評価する方法を安直に提案することは困難であり、酸化チタン以外の顔料成分などの配合の要素を加味しながら、研究を継続する必要があるとしていました。これからの各企業での研究に期待したいところです。

この講演のベースとなったものは、コロナ禍にあった2020年10月から2023年9月まで日本建築仕上学会員を中心とした「有機系塗膜の耐候性評価標準化委員会」で各種試験を実施し、議論・検討され、2023年の日本建築学会、日本建築仕上学会両会において講演発表された内容であります。また、この委員会自体、ABAから学会へ委託研究をした結果設置された委員会であり、ABAのこの10年間の成果の一部でもあります。


総会会場の様子


閉会の辞 倉智理事

以上で10周年記念行事は無事終了しました。この場をお借りしまして、10年間の会員各社および関係者の方々のご協力に感謝し、そしてこれからの皆様のご健勝・ご活躍をご祈念いたします。

2024.3.31

仕上学会主催 粉体塗装仕様標準指針講習会が終了しました

前報でご連絡した、日本建築仕上学会主催の粉体塗装仕様標準指針・同解説第2版の講習会が2月の26日に東京都千代田区猿楽町にある明治大学及びオンライン同時配信で行われました。

昨年の溶剤系標準仕様書と同様に、指針の編纂メンバーである環境配慮型塗装仕様普及展開委員会所属委員が中心に講習会を運営、または講師を担当しました。司会進行は大林組の奥田章子氏。開会の辞及び改定の背景と概要は当委員会委員長であるものつくり大学近藤先生が務められ、その後各講師が指針の各章を説明しました。


司会 大林組奥田氏


開会・閉会の辞、改定背景と特記 近藤照夫先生

講習会は会場には70名ほどの業界の方が来られ、熱心に耳を傾けておりました。委員会初の試みとなったオンライン配信も20人と若干物足りなさは感じましたが、実務などの関係もあって中々遠方から来られない塗装コーターを中心に参加頂いたことは、委員会としても次につながるものだったのではないかと思います。


1章と3章(一部) LIXIL鈴木氏


2章 宮越工芸加納氏


3章(一部) 日本パーカ豊島氏


4章 トウペ 近藤豊三氏

また開催にあたり、当工業会は当然のことながら、日頃より関係の深い(一社)軽金属製品協会、日本工業塗装協同組合連合会、日本パウダーコーティング協同組合など各団体に協賛のご協力を賜りまして誠にありがとうございました。各団体からも参加頂いた方もおり、今後ともご協力を頂ければ恐縮です。

そして何より、当講習会の会場予約段階から当日の説明迄、明治大学理工学部の小山明男先生には多大なるご協力を頂き、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

2024.2.1

学会委託研究の報告書がABAに渡されました

2020年10月、コロナ感染拡大の最中に、日本建築仕上学会にABAを窓口として委託して始まった『建築外装用有機系塗膜の耐候性評価方法標準化に関する委員会』が設置されて3年超。ついに委員会の最終成果物としての研究報告書がABAの元に手渡されました。

ほぼフルリモートで審議が行われた当委員会ではありますが、今までに公的な実験で使用したことの無い暴露場や新たな促進耐候性試験機による実験など、新しい知見を得られたことは非常に有意義だったと思います。また、そこから導きされた結論は、塗料などを扱う実務者にとって必ずしも都合の良い結果にはなりませんでしたが、この経験が新たな技術革新に結びつけば幸いです。

2024.2.1

ABAカタログが出来ました

ABA10周年を迎えた本年を前に、実は2023年12月の展示会向けにABAのカタログを作成しておりました。会の意義・活動内容・会員紹介・SDGs・資格認定制度等を紹介したABAカタログ。HPへの電子掲載も開始しました(PDFはこちら)。

会員の皆様には2月の総会にて配布いたします。是非とも有効に活用ください。

2024.1.31

粉体塗装仕様標準指針発刊記念講習会まだまだ受付中

昨年の11月更新時にご連絡しておりましたが(昨年の記事はこちら)、日本建築仕上学会の学術委員会である環境配慮形塗装普及展開委員会が編纂した『建築用アルミニウム合金材料 粉体塗装仕様標準指針・同解説』の第2版がいよいよ2月に発刊されます。

この発刊を記念した講習会は2月26日のPMに、東京お茶の水にある明治大学駿河台キャンパスリバティタワーにて開催されます。一部のABAの加入企業の関係者も、その著者の一人として、講師をはじめとする様々な役割を担っており、当日のみならず着々と準備を進めております。

会員企業も、またお客様やゼネコン設計などの関係者様も、是非とも当講習会にお越しください。締切期限はまもなくです。

講習会詳細につきましてはこちらをクリック頂き、最後の申込フォームをメール頂くか、もしくは申込はGoogle Formsでも受け付けております。奮ってのご参加をお待ちしております。

2024.1.31

能登半島における大地震の被害者の方々へお悔やみ申し上げます

新しい年を洋々と迎えるはずの1月1日の夕方、石川県能登半島を襲ったマグニチュード7.6の大地震は、半島をはじめとする周辺各地に大きなダメージを残し、多くの尊い命を犠牲にし、長い避難生活を余儀なくされる人々を生みました。地震への日頃の備えの重要さを実感する1年の始まりでした。

尚、当会員企業各社において、震源地近くの宮越工芸をはじめ、この地震における大きな被害はなかった、との報告を受けております。

被災され、亡くなった方々に心からの追悼の意を表し、そして会員各社一同、この地域の今後の復興に少しでも役立てるよう、微力ながらも尽力して行きたいと思っております。

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