mainVisual

活動報告及びお知らせ

2022年

2022.12.30

コーティングジャパンに行ってきました

前記事(この記事の真下)に掲載したジャパンビルドと丁度入れ替わるように12月7日(水)~9日(金)にお隣の千葉県にある幕張メッセにおいて、高機能素材Weekと銘打った7つの展示会が同時開催されていました。910社の出展者が集まったこの大展示会の中で、塗料に関連する展示会『塗料・塗装展-コーティングジャパン-』に当工業会賛助会員各社も出展していたため、筆者もビッグサイトの展示の傍ら、片道30分を車で急いで見学に行ってきました。

東京ビッグサイトより巨大なこの展示場は開催3日間で7つの展示会合計で44000人の入場者がいたそうです。ただ、塗料関連の出展企業が過去に比べ少ないせいか、人の出入りは建材展に比べて少ない気がしました。

しかしながら、展示会のレベルは全くもって建材展にも負けるとも劣らない規模で、大日本塗料さんや関西ペイントさんの正統派の出展から、インテック日塗さんのようなユニーク且つ斬新な出展も見受けられました。

3月の総会時に行われる勉強会ではこのイベント出展の賛助企業を代表して、インテックさんにその概要を発表してもらいます。是非今後の活動の参考にしたいと思いますので、会員各社さんも勉強会に聞きに来てください。

2022.12.30

ジャパンビルド高性能建材・住設展に初出展しました

既報の通り、ABAでは去る12月5日(月)~7日(水)までの3日間、東京都江東区有明にある東京ビッグサイトで行われた『ジャパンビルド-建築の先端技術展-』内の『高性能建材・住設EXPO』に初出展しました。

ビッグサイト西会場の2階分全てのフロアを使ったこのジャパンビルドは前述の建材住設EXPOの他、施設リノベーションEXPO、不動産テックEXPO、建設DX展、スマートハウスEXPO、スマートビルディングEXPO、商業施設・店舗DX展の計7つの展示会からなる建設関連の展示会の国内最大級の規模を誇ります。現に年末に若干のコロナ感染者数の高まりが心配された中でも30763名が集まりました。

わが工業会の展示スペースは以下のような形で、ABAの展示の他、大塚金属㈱、㈲小林焼付塗装、筒井工業㈱、㈱マルシン、宮越工芸㈱で共同出展しました。

さすがに例年初夏に出展しているR&R建築再生展に比べて出展料が割高でスペースが小さかったのが心残りですが、お客さんの入りはかなりのものでした。ひっきりなしに人が入ってきて、狭いことも手伝ってほぼ3日間を通してずっと満員御礼の状態でした。特に建材やゼネコンの関係者も多く、各共同出展企業の直接的・間接的顧客にもご来場いただき、コロナの間ずっとお会いできない方とも出会う機会が出来ました。説明に立った各社担当者もその充実ぶりに皆一様に喜びを共有しておりました。

こういった展示会では毎度のことなのですが、筒井工業さんや小林焼付塗装さんが展示されていたような模様塗装に対しては来場した皆さん一同、「これが塗装なのっ!?」と、驚かれておりました。

会場ではさらに2022年9月に出版されたばかりの「建築用アルミニウム合金材料 加熱硬化形溶剤系塗装標準仕様書・同解説」の現地販売も行いました。またABA独自の試験・研究成果なども展示させて頂きました。

2023年度の出展は予算の都合もありまだ不透明な状況ですが、今回のジャパンビルドを始め、その他にも建設業界関連の展示会も含めて出展を検討したいと思わせるほどの成果を上げたと思います。

次回以降の出展に興味のある方は事務局や出展経験企業に総会等でお声がけください。

2022.11.30

総会日程が決定しました

新型コロナウィルスとの共存を目指す昨今の社会。感染の波に脅威を感じていた少し前より、現在では重症率も下がり、少しずつ平常を取り戻しています。そして、2020年3月は書面総会、そして2021年、2022年と連続してWeb会議での総会を実施していましたが、先の理事会(10/24)で来年2023年こそリアルでの開催をする、と決定いたしました。

日程は3月2日(木)PM13時~(予定)で東京にて開催します。会場の詳細などは追ってご連絡いたします。総会の終わりには、感染対策には十分配慮しつつ、何らかの形で懇親会を開催することになっています。皆様、久しぶりの情報交換の為、是非とも参加をお願いします。

2022.11.30

いよいよ建材住設EXPO@東京ビッグサイトが開催されます

前更新時にも告知したように、12月5日(月)~7日(水)まで東京ビッグサイト(江東区有明3丁目7−11)において、「ジャパンビルド-建築の先端技術展-」が開かれます。この中の「高性能建材・住設EXPO」(主催者HPはこちら)において、当工業会名で複数会員企業が展示を致します。展示企業は大塚金属㈱、㈲小林焼付塗装、筒井工業㈱、㈱マルシン、宮越工芸㈱になります。

展示会の出展案内図(こちら)を見てもわかる通り、そうそうたる企業も集まり、規模も集客も段違いの展示会になります。また、同日ではありませんが、同じ週の水曜日(12月7日)からは幕張メッセにおいて、高機能素材Week2022『塗料・塗装設備店 コーティングジャパン』も開催されます(こちらには賛助会員のインテック日塗さんや大日本塗料さんが出展されるそうです)。コロナ後の 建設市場の情報収集にはもってこいの機会となっておりますので、是非とも皆さん、年末の忙しい時期ではありますが、万障繰り合わせの上お越しください。

2022.11.30

大阪での改定仕様書の勉強会が終了しました

前回号にて告知した通り、日本建築学会学術委員会環境配慮形塗装普及展開委員会主催の講習会「加熱硬化形溶剤系塗装標準仕様書 第2版」の大阪開催が大阪市此花区にある此花会館梅香殿で10月5日に行われ、前回同様、当工業会も協賛をさせて頂きました。

冒頭に改定に携わった普及展開委員会の委員長でもあるものつくり大学名誉教授近藤照夫先生(当工業会顧問)が謝辞を述べられたように、当工業会からも中部や北陸地方の会員企業の従業員の方が多数参加してくれました。この場をお借りして御礼申し上げます。また、住宅メーカーや監理設計関連の方にも足を運んでいただけたようで、非常に喜ばしいことでした。

講習は当工業会理事である倉智亮吉氏(㈱日本電気化学工業所)の司会によって進められ、第1章を近藤先生が、そして第2章以降も加納委員(宮越工芸㈱)や長谷川委員(㈱日本電気化学工業所)が登壇するなど、当工業会関係者も参加するだけでなく、積極的に推進する側に回っての活躍が目を見張りました。その他、賛助委員の㈱トウペ近藤豊三委員も講師を務められました。


委員長 近藤照夫先生


司会 倉智亮吉氏(㈱日本電気化学工業所)


加納委員(宮越工芸㈱)


近藤豊三委員(㈱トウペ)

尚、今回の仕様書の第1版からの主な改定のポイントは①用語の定義、特に塗膜厚さに関する用語を整理したこと(第1章)、②塗膜厚さの管理方法の明確化(第1章)、③クリヤレス仕様についての見解、④素地調整における環境配慮に関する項目の整理(第3章)、⑤標準仕様の欄のと膜厚差と加熱硬化条件の見直し(第4章)、および⑥関連法規の更新(付録3)、⑦米国や欧州など海外技術動向や熱可塑形ふっ素樹脂の供給動向などで、非常に中身の濃い改定となっています。また、第1章の第5項に掲載されていた「塗装管理技術者」では、当工業会での資格認定制度の発足が明記されており、工業会や業界にとっては良いアピールになったと思います。

是非とも皆様お手に取り、読んで頂き、素地調整及び塗装における品質管理や工程管理の参考にして頂きたいと思っています。尚、改定した標準仕様書は日本建築仕上学会にて購入することができます。注文書(EXCEL)を入力後メール(shiage@finex.jp)、もしくは印刷・記入頂いてFAX(03-3798-4922)等で学会事務局(学会HPはこちら)にお送りください。

2022.11.30

年会費の支払をお願いします

去る10月24日に当工業会では理事会を実施し、今年度は新型コロナ感染症のあおりを受けた工業会の活動縮小により会費徴収をしませんでしたが、来年度は会費を徴収することを決定いたしました。今年度は6月及び12月の展示会に出展するなど、活動再開による財政ひっ迫もあり、来年度の活動に向け、会費を徴収するのが妥当だと判断いたしました。

つきましては、12月中に事務局・会計より会費徴収のお願いをご連絡いたしますので、この大変な時代情勢の最中に恐縮ですが、よろしくお願い致します。

2022.11.30

松下建材塗装さん(香川)が仲間に加わりました

昨年4月のミヤコーさんに続き、また我々に新たな仲間が加わりました。四国地方初の加入になります、有限会社松下建材塗装(以下松下)さんです。

香川県高松市に本社工場を持つ松下さんは1985年の創業。運送業を営んでいた創業者で顧問である松下氏がお客様の要望に応えて塗装屋を設立したところから始まったそう。現在は2021年に岡山県に建築系の金属板金工場(塗装設備あり)を持つTANIGAWAグループ(代表谷川理氏)の傘下に入りグレードアップ!晴れて当工業会に傘下くいただくことになりました。

現社長谷川氏の意欲的な活動姿勢は現会員も見習わないといけないと思うほど熱血漢!これからの松下さんの当工業会での活躍に期待しております。

尚 松下さんのHPはこちら

松下さんの会員案内ページはこちら。(四国地方をクリックください)

㈱TANIGAWAさんのHPはこちら

2022.9.30

12月5日~建材住設EXPO@東京ビッグサイトに出展します

コロナ禍の2年間、我々はありあらゆる活動を制限され、感染状況に一喜一憂し、経済は未だ回復に至っていません。ウィルスは弱毒化してきましたが、感染力は高まっていく、そんなwithコロナでの生活も長く続いています。追い打ちを掛けるように、ウクライナでの戦争も始まり、ありあらゆる物価が上がり、明るいニュースが出てきません。

そんな中、今年春の総会での議決事項通り、当工業会では今年を勝負の年とし、このコロナ禍の鬱憤を晴らすべく、そしてこの工業塗装に対する想いをぶつける手段として、年末のビッグイベント、RX社主催の「ジャパンビルド ~建築の先端技術展~」の中で開催する展示会のうち『高性能建材住設EXPO』に会員企業の有志と共に出展をすることを決定しております。開催は12月5日~7日になります(注:通常展示会と言えば水~金が定例ですが、同じ週の7日~9日にRX社が幕張メッセに同時期に主催開催するイベント「高機能素材Week」となるべく被らないよう、そして相乗効果を得る為に、連続した日取り開催が昨年度から実施されています。尚、「高機能素材Week」には「塗料・塗装設備展 コーディングジャパン」があるため、我々建材系の塗装関連の会社には非常に楽しみな1週間になっています。)

残念ながら出展の規模は当工業会の予算の関係もあり、6月開催の建築再生展より小規模になってしまうことは否めませんが、RX社主催と言えば全国から本当に多くの来訪者から来ますので、是非これを機会に我々工業会や会員企業の取り組みを披露したいと考えております。

尚、開催概要や参加申込書などはこちらの主催者HPをご参照ください。

それでは12月にお会いできることを楽しみにしています。

2022.9.30

改定仕様書の勉強会が9月22日に東京で開催、大阪は10月5日です

開催がコロナの感染動向とにらめっこで急遽決定したため、このHP上での告知ができませんでしたが、去る9月22日に東京千代田区の日本教育会館において、日本建築仕上学会学術委員会環境配慮形塗装普及展開委員会主催の講習会「加熱硬化形溶剤系塗装標準仕様書 第2版」が行われました。当工業会も他関係団体と同様に協賛をさせて頂きました。

冒頭にものつくり大学名誉教授近藤照夫先生(当工業会顧問)がおっしゃったように、コロナ禍のこの2年間で、学会が主催した講習関連のセミナーとしては、対面的なリアルでの講習開催は初となりました。講習時期は決まっていたものの、直前にコロナ感染状況が高まったこともあり、リアルでの開催が危ぶまれましたが、ご存知のように感染状況も落ち着きを見せたため、予定通りの開催となりました。このため、会場は満員御礼とはいかなかったものの、この仕様書の真のターゲット層である施主・監理設計関連の方やゼネコンの方も足を運んでいただけたことは非常に有意義だったと思います。

講習では改定編集作業に携わった委員から代表がそれぞれ担当した章を発表する形で講習は進みましたが、詳細の内容はまだ10月5日に関西会場大阪にて別途講習会がありますので控えさせていただきます。是非そちらに足を運んでいただけたら恐縮です。

尚、概要はこちらに掲載します。記載の申込期限は過ぎておりますが、直前での発表の為、事前申し込みがなくとも、当日参加も受け付けるそうです。勿論、感染対策は十分配慮された空間・部屋で行いますので、是非とも安心してお越しください。

2022.9.30

改定版溶剤系塗装標準仕様書が出版されました

ABAがその活動のバイブルとして使う、日本建築仕上学会編『建築用アルミニウム合金材料 加熱硬化形溶剤系塗装標準仕様書』。2013年から9年の時を経て、第二版が9月20日に発刊されました。

前回の仕様書においても、長年の実験的評価を加味し、その研究成果が蓄積されていたが、本第二版でもそれ以降の研究成果を反映させるとともに、更なる環境配慮を推進することに重点を置きました。

また昨今のSDGsやESGといった新しい概念も盛り込んでおり、我々工業塗装そして建築建材の社会だけでなく、地球環境規模での社会的意義を見いだせたら、この作品を生み出した張本人としてはこれ以上にうれしいことはありません。

尚、上述の「張本人」という言葉通り、この第二版においても当工業会関係者が数多く関与しております(下記参照)。当工業会会員は勿論、建築建材・工業塗装に関わる人たちに参考にして欲しい作りになっておりますので、是非お買い求めください。

尚、当仕様書の購入に当たっては日本建築仕上学会事務局(HPはこちら)にご連絡をお願いします。

2022.9.30

宮越工芸・サーテックMMCジャパンのSDSs宣言!SDGsページアップしました

今年5月に開設したABA会員によるSDGs宣言企業ページ。ここに新たに2社が加わりました。1社は正会員から宮越工芸さん、もう1社はメーカー初となり、賛助会員から化成処理薬剤メーカーのサーテックMMCジャパンさんです。

両社のSDGsも非常に興味深いです。是非こちらのページにてご覧ください。

2022.7.31

3年ぶりのR&R建築再生展で久々に多くの方にアピール出来ました

こちらは去年開催した認定試験とは違い、3年ぶりの開催となったリフォーム&リニューアルの展示会、R&R建築再生展。前回2019年はオリンピックのプレス会場の影響で青海展示棟での開催でしたが、今回は有明展示場に戻っての開催。また、認定試験の翌週という非常にタイトなスケジュールではありますが、火曜日からの準備を含め、水曜から金曜日までの3+1日間、展示する各社と共に完走致しました。


三年ぶりの開催です


大変沢山の方にご来場頂きました


オープニングセレモニーの様子

今年も4コマのスペース(5.4m×5.4m)に合計6社(当初の大塚金属/小林焼付塗装/戸崎産業/マルシン/宮越工芸の他、インテック日塗さんが緊急展示)。カタログ展示も行いました(別途2社)。コロナが急速に落ち着いた時期だったこともあり、また同展示棟の他のホールで主に木造を中心とした建築関連の展示会が行われていたせいか、例年以上に活発で人も多かったかと思います。


大塚金属の展示


小林焼付塗装の展示


戸﨑産業の展示


マルシンの展示


宮越工芸の展示


インテック日塗特別参加展示

展示場所が会場出口に一番近いところということもあり、かなり多くの方がブース前を通ってくれたため、いつも以上に多い方に展示に立ち寄って頂きました。ただやはりコロナの影響もあってか、海外からの方はゼロではありませんが、非常に少なかったのは残念でした。来年はより多くの海外の方にも日本での取り組みを知ってもらいたい所です。


出口から撮影のブース全景

また、今回特に目を引いたのは、戸﨑産業さんが展示したSDGsを中心とした展示。皆さん、非常に関心が高い分野で、熱心に担当者の話を聞いておりました。当工業会でもHP公開をしているように、非常に注目が集まっている中、我々工業会以外でも各展示ブースもSDGsを意識した展示が数多く見られました。我々工業会もそろそろ本腰を入れないといけない、と思わされた展示会でもありました。


SDGsには皆さん関心が集まりました

まだ一進一退を見せるコロナ感染ですが、来年は更なる改善を期待し、工業会からの各社展示も観客数もより増えてくれることを望みます。

2022.7.31

第2回ABA認定『塗装管理技術者』の講習試験が終了しました

6月10日にはWeb会議による講習、そして関東はあいにくの大雨になった翌11日土曜日に、ABA資格認定制度である『塗装管理技術者』の第2回が無事実施されました。

昨年とは打って変わって、コロナの感染状況が落ち着きを見せる中、各地で開催地の県外からも受験者がやってきました。ただ、中京会場は3人と少なかったこともあり、関西会場に変更して試験を実施いたしました。

今回の受験者数は昨年より若干増えて14名でした(昨年11名)。初日は予定通りZoomミーティングを使用したWeb形式の講義となりましたが、急遽用事が出来てしまった近藤照夫先生はビデオによる講義までしてくれました。その他、総勢6名の講師が受講・受験者を前に講習を実施。第2回ともなると講師や運営もだいぶスムーズに試験を遂行できたかと思います。各地各企業から送られてきた選りすぐりの受験者の方達も、普段の仕事ではなじみのない講義内容もあったかと思いますが、慣れないWeb講義の中でもしっかりと集中して聴いてくれました。


関東会場案内板


関東会場の様子


大阪会場の様子


感染対策も引き続き徹底しております

尚、既に7月11日に開かれた合否判定委員会で今回試験の合格ラインは定められ、認定授与者への通知は8月以降、認定証の送付を以って随時行われます。ホームーページによる公表は認定証を配布し終えたのちの8月10日に掲示いたします。

合格者一覧はこちら

今回受験できなかった方、惜しくも不合格だった方、来年にはもっと状況が改善して、より多くの方に受けて頂けるよう、運営一同来年度の実施に向けて一層精進する所存です。

2022.5.31

SDGs宣言企業ページを新設しました

Sustanable Depelopment Goals、略してSDGs。日本語訳は「持続可能な開発目標」になります。

18世紀半ばに英国から始まった産業革命は19世紀にはほぼ全世界に広がり、社会の在り方そのものを変えてしまいました。様々な技術革新、製鉄業の成長、石炭による蒸気機関の開発による動力源の刷新は全産業に波及し、工場制機械工業が成立し、人々はこぞってその生産性を向上させていきました。戦後もその流れは変わらず、IT革命という推進タービンを更に搭載し、「工業化」という飛行機は後ろを振り返ることなく進んでいきました。

その過程において、地球環境もまた変化しました。排出・廃棄物が原因での環境破壊による温暖化、資本家層と労働者階級の誕生(それによる参政権への高まり)、そして児童のような弱者による労働も生まれ、貧富の差が拡大しました。富める者はより富み、貧しいものはより搾取される時代になりました。

今、そこに転換期が訪れようとしています。地球と人々が背伸びして成長を求めず、“持続可能”な成長をしていこう、ということを目指す動きが高まってきました。それがSDGsです。

環境問題を注視し、環境に配慮する塗装仕様を普及してきた当工業会もこの流れに遅れを取るわけには行きません。そこでABAでは各会員企業によるSDGsへの取り組みを取り上げ、「SDGs宣言企業」プロジェクトを立ち上げました。

SDGs宣言企業はHP上で公開され、その取り組み例を閲覧できます。また今後、会としての独自のSDGsを考えていきたいと思います。詳細はSDGs宣言企業ページをご覧ください。

2022.5.31

3年ぶりに出展します。R&R建築再生展2022が6月15~17日に開催!

新型コロナウィルス発生以後、日本のみならず世界各地で展示会の開催中止や延期がなされ、経済活動、特に広報やPR活動は縮小を余儀なくされていました。しかし、まだ感染状況も予断を許さないものの、パンデミックは比較的収まってきており、世界でも日本でも各地で展示会も再開するようになってきました。最近の都内の展示会に訪れてみると、まだまだコロナ前の活気には戻っておらず少し寂しい感じは拭えませんが、それでも少しずつ多くのお客さんが集まるようになっており、今まで展示会が無かった分、熱心に展示者のブースを見ている印象はあります。CO2濃度の測定や入口で配布されたタグなどによる密状況の監視など、各展示会主催者や会場も工夫を凝らして感染防止策をしている様子が見受けられます。

そんな中、我々工業会が創立当時からほぼ毎年出ていた、R&R建築再生展が久しぶりのリアル開催ということで、3年ぶりの出展を決めました。開催要項は以下の通りです。

◎R&R(リフォーム&リニューアル)建築再生展◎

開催日時
:6月15日(水)~17日(金) 10:00~17:00(最終日16:30)
開催場所
:東京ビッグサイト 東1ホール
主催者 
:建築再生展組織委員会
後  援
:国土交通省他、100団体超
H  P
https://rrshow.jp/2022/
 

今年はオリンピック対応だった2019年の臨時施設の青海会場(当時の様子はこちら)から本来の有明の方に戻って来ております。2020年はオリンピック(のちに2021年に延期)の為に会場をハナから抑えることができず、2021年はコロナ対応の為オンラインでの開催であり、工業会としては不参加を決めました。ですので、今年こそは、の思いで参加させて頂きます。ぜひとも皆さん、会場まで足を運んでいただければ幸いです。

2022.5.31

日本建築仕上学会学会賞受賞式が行われ、大塚常務理事が技術賞を受賞しました

3年ぶりに開催された日本建築仕上学会学会賞受賞式。受賞としては連続になりますが、久し振りにリアル開催で当理事会の常務理事である、大塚金属株式会社代表取締役大塚明朗氏が学会賞技術賞を受賞いたしました。

学会賞授賞式に先立ち、これも3年ぶりのリアル開催(昨年、一昨年は書面形式)で学会の通常総会が行われました。冒頭、コロナ中2020年の総会での会長交代により、初めて学会会長としての公の場での挨拶となった東京大学野口先生は、初めての対面開催を喜びつつ、経済・学術活動が再開してきた昨今、この数年間で蓄えた力や研究を公に花開かせて頂くよう、学会員に呼びかけていました。また、当工業会のアドバイザーでもある大澤先生も、学会の総務委員長として、昨年度の活動報告や今年度の活動予定を発表しており、元気な様子が伺えましたことは非常にうれしかったです。その報告の中でも学術委員会内にある受託研究では、その数多くを当工業会顧問である近藤先生が委員長を手掛けており、たとえこのコロナ禍の中であっても、少しでも学術・研究を怠ってはいけない、という近藤先生の信念のようなものを感じました。

さて、本題になりますが、今回技術賞を受賞した大塚明朗氏の授賞理由は「建築用金属材料の製造・施工における品質確保と環境配慮の実践及び工業会の運営に対する多大なる貢献」であります。工業会会員ならご存知の通り、大塚金属さんでは埼玉県久喜市の工場においては金属材料の製作加工から陽極酸化処理と塗装の両方の表面処理を手掛け、またサブコンとしての顔である図面製作から取付など、建築分野において一気通貫の営業ラインを有しています。その代表である大塚氏は、家業である大塚金属に戻った1999年以降、その先頭となって品質管理他、様々な場面で先頭に立って活動する姿勢を学会に評価して頂いたようです。

冒頭述べたように、これで一昨年度の宮越会長、昨年度の近藤専務理事に続き、会三役の連続受賞になりました。これもひとえに昨年度まで学会の理事を務め、工業会活動に多様な観点からご指導いただいている当工業会顧問の近藤先生のおかげです。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

最後になりますが、大塚さん、この度は受賞おめでとうございます。御社の益々のご繁栄を工業会一同お祈りしております。

2022.5.25

『塗付と塗膜』5月号に当工業会の総会記事が掲載されています

我々工業塗装専業者がライバルでもある他社の塗装屋さんの情報を仕入れるのは大変な苦労があります。そんな時、重宝するのが専門誌なのですが、平素よりお世話になっており、イベント等の取材などもして頂いている塗料報知新聞社様が、当工業会の今年3月の総会の様子を記事にして頂いた上に広告の掲載もして頂いたのでご紹介します。

その季刊紙である『塗付と塗膜』は、塗料に関する情報のみならず、素材やその他表面処理の技術的動向から販売、そして実際の塗装現場まで、そして業界内の最新トレンドやニュース、塗装団体の近況、時には色彩やデザイン動向なども幅広く取材した、歴史ある総合専門誌であります(前身の『工業塗装』は昭和46年に創刊)。

是非本号を始め、バックナンバーもご覧になってください。気になっていたニュースや業界動向がみつかるかも。詳しくはWEB塗料報知バックナンバーコーナーまで。

2022.4.13

第2回ABA認定資格制度 工場塗装管理技術者の概要がアップされました

昨年コロナ禍の中でも万全な感染予防体制を敷いた上で、初めて実施されたABA資格認定制度『工場塗装管理技術者』。今年も下記の要綱にて行われる運びとなりました。

工場塗装に対する品質管理を実施する『塗装管理技術者』は、金属材料や塗装材料および塗装仕様や塗装技術に関する十分な知識と実務経験のみならず、塗装以外の建築仕上げおよび建築工事に関する作業内容や施工管理について理解し、それを自社の品質基準などを当てはめたり、進化させたりする事が出来る人材のことを指します(溶剤系標準仕様書および粉体標準指針から一部抜粋)。当工業会のが掲げる哲学である「三つの真剣」(設立目的のページ参照)を実行できる人材として、工業会会員企業は勿論のこと、工場で行われるアルミ建築材料の塗装仕上に従事するすべての関係者に理解していただき、取得して頂きたい資格になっています。

まだまだ感染は収まりを見せておらず不安なこともあるかと思いますが、経済活動は再開しないといけませんし、品質改善に終わりはありません。こちらも万全な対策をして実施いたしますので、是非受験いただけますよう、よろしくお願いします。

試験の詳細・最新情報は資格認定制度ページをご覧ください(こちら)。

◎ABA認定資格制度 工場塗装管理技術者 講習試験◎

日時
:(講習)2022年6月10日(金)AM9時45分~(予)
 (試験)翌11日13時~(予)
場所
:(講習)各社にてZoom Web会議方式で実施
 (IDやパスワードは別途メールにて送付)
 (試験)3会場(関東・中部・関西)にて実施

2022.3.15

ABA定期総会が終わりました

去る3月9日、ABAの定期総会が終了しました。今回も昨年同様、Web会議による運営方法を取らせていただきました。2回目となると事務局も慣れたもので運営や議決自体に大きな混乱はありませんでした。ただ、反対に出席確認や会議ID送付などがギリギリになったことや委任状の取り扱いを失念していたことをこの場をお借りして謝罪いたします。

さて、今年は正会員・賛助会員合わせて37社中26社がZoom会議に出席、1社の(口頭による)委任状提出がありましたので、総会は正式に成立しました。誠にありがとうございました。

冒頭、宮越会長の挨拶では昨年に引き続きコロナ禍での会の活動が難しい中でも、資格認定制度工場塗装管理技術者の制度が実施出来た事を取り上げ、ABAとして徐々に活動を再開していく事を発表しました。

総会本会では近藤専務理事の議事進行の下、以下の報告事項と議題が話し合われました(注:()は報告者)。

  • 報告事項(すべて近藤専務理事)
  • 1.昨年度の報告
  •  -会員状況
  •  -活動報告
  •  -HP分析
  • 2.資格認定制度実施状況報告
  • 3.SDGs勉強会
  • 議決事項議案
  • 1.会計監査報告(大塚/西澤)
  • 2.今年度理事・監事改選(近藤)
  • 3.今年度の活動について(近藤)
  • 4.今年度収支案(近藤)

報告事項においては、ミヤコーさん加入による会員数の増加、第1回となった資格認定制度の概要(講習・試験会場の当日の様子や合格ライン選定や合格率の分析、HPへの掲載や実際にやってみた後の反省など)の説明がありました。また、昨年11月に行われた会員向けSDGs勉強会の様子の他、HPの分析では2020年度に引き続きアクセスが低調だったことや海外からの検索が少ない(国境をまたいだ活動が制限されている為?)ことなどが挙げられましたが、資格認定制度の特設ページは閲覧数が多かったとの報告がありました。

議決事項としては1~4の議決事項すべてが賛成多数で可決されました。

理事監事改選では、東北ブロックから新たに小林焼付塗装の小林社長が選任され、また関西ブロック長に戸﨑産業の戸﨑理事が推薦され了承されました。そして残念ながら、工業会創設から8年に亘り監事としてご活躍頂いた西澤監事(元郷塗装工業代表)が退任し、後任としてフタミコーティングの後藤社長が新たな監事に承認されました。また小林新理事を迎え、新たな分業体制で会の運営を諮っていく旨も説明がありました。

また今年度の主な活動として、第2回の資格認定制度試験が6月10・11日に実施されることの他、東京ビッグサイトで6月にR&R建築再生展、12月にジャパンビルド[高性能]建材・住設 EXPOへの出展が承認されました。また若手の勉強会や座談会の開催や引き続きSDGs宣言企業への取り組みが行われることも再確認されました。

今回も昨年同様ものつくり大学との協同勉強会は行われず、会独自の勉強会も行わなかったことから、最後に会員同士の交流を目的として、出席各社に現在の社業や周囲周辺・地域経済などの最新動向をお話ししてもらい、総会は滞りなく終了しました。毎年になりますが総会にご参加頂いている近藤照夫顧問をはじめ、3年ぶりにお会いした大澤先生など、すべての関係者の方にこの場をお借りして感謝申し上げます。

2022.1.31

【完全会員向け】ABA定期理事会・総会の日時が決定しました

新型コロナウィルスが広まってから2回目の新年が明けました。今年も年初から去年の緊急事態宣言迄は深刻ではないものの、全国の多くでオミクロン株急増によるまん延防止重点措置が発令されています。しかしながら一年の総括は嫌が応にもやってくるわけです。ということで、今年の年次定期総会(そしてその前に行う定期理事会)も昨年に引き続きZoom®によるWeb会議を利用して実施します。尚、今年もものつくり大学との共同勉強会(ものつくり技術交流会)は残念ながら中止となります。下記の予定の調整をお願いします。

◎理事・監事会◎

開催日時
:2022年2月24日(木)13時30分~
場  所
:Zoom Web会議(IDやパスワードは別途メールにて送付)

◎年次総会◎

開催日時
:2022年3月9日(水)13時30分(予)~
場  所
:Zoom Web会議(IDやパスワードは別途メールにて送付)

皆様万障お繰り合わせの上、ご参加をよろしくお願いいたします。

2022.1.31

パウダー協季刊誌にABA資格認定制度の記事を掲載しました

提携している(一社)日本パウダーコーティング協同組合(以下パウダー協)とは、様々なことで意見交換や人員交流をしておりますが、この度、昨年実施した『ABA認定 工場塗装管理技術者』講習試験に関し、創設検討段階から試験終了までの事実変遷を、専務理事であり、検討当初から現在迄終始携わっている筆者の目線から、パウダー協の季刊誌である『パウダーコーティング 2022年新年号』で体験記風に語らせてもらいました。

コロナ禍で残念ながら少数及び複数地域での実施でしたが、より多くの関係者が今後も受験し、得た知識を元に優れた管理者として育ってほしいと願って執筆いたしました。興味がある方、パウダー協に加入している方は是非ご覧ください。パウダー協への問い合わせはこちら

Topへ↑