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活動報告及びお知らせ

2016年

2016.12.16

総会&ものつくり技術交流会の日程が決まりました

あっという間に1年が過ぎ、来年も会員企業はそれぞれ、そしてABA全体でも業界発展に寄与したいと思います。

さて、来年3月の通常総会(2016年度分)の開催を告知いたします。

日時:
2017年3月10日(金)午後16時頃~
場所:
埼玉県さいたま市の大宮ソニックシティ(9F906号室)

今年も会に先立ってものつくり大学技術交流会と共同でのセミナーを開催し、近藤照夫ABA顧問が中心となる様々な塗装・塗料業界の研究の成果を発表します。今年一年のABAの活動報告もしますので、皆様奮っての御参加お願いします。会の後には近隣地域において会員の懇親会を開催する予定です。

総会及び懇親会のご案内・出欠票は後程会員企業様に直接メールか郵送でお送りします。

セミナーは会員以外でも参加できますので、会員の皆様におきましては早めの日程の調整を頂くと同時に、ご興味のあるお客様(特にゼネコンや設計監理関係の方)にも幅広くお知らせいただけると幸いです。

セミナーの概要はこちら

申込書はこちら

皆様今年もお疲れ様でした。来年も会員及び当HP読者の方々がよい一年を迎えられることを祈願しております。

2016.12.16

大日本CWフォーラムでABAの宣伝をしました

工業会賛助会員の大日本塗料(株)さんが毎年主催する冬の行事「カーテンウォールコーティングフォーラム(以下CWフォーラム)」が12月16日、東京丸の内の三菱ビルで開かれました。

当工業会の顧問である近藤先生の基調講演の他、当工業会の専務理事の近藤氏((株)マルシン代表取締役)の自社の環境への取組の紹介に加え、ABAの概要及び活動報告もさせて貰いました。

ネルディスカッションでは粉体塗料の今後の市場展開に関する問題の他、クロムフリーや六価クロムフリーの皮膜管理に関する質問などが多く出ており、この種の話題に皆さんの関心が集まっていることを感じました。ABAとしても会員一同、その期待に早く正確に応えないといけないと思いました。

各業界から約180名の聴講者が集まり、会の後には打ち上げ会も開かれ、業界の代表者の方も含めて各社各人、情報の交換に勤しんでおり、非常に有意義なイベントでした。

2016.12.14

住宅・都市イノベーション 総合展 2016で塗料報知新聞社様がABAの宣伝をしてくれました

2016年12月13日~15日、東京有明の東京ビッグサイトにおいて、住宅・都市イノベーション総合展2016内の[国際] 照明EXPOで取材の為に出展していた塗料報知新聞社さんがABAの東北支部勉強会の様子を記載した号外の新聞を展示してくれました。この場をお借りして御礼申し上げます。

2016.12.02

東北支部勉強会大盛況で終わりました

東の人間には東北の寒さが肌に染みましたが・・・、2016年12月2日、関東・中部以外では初となる、東北ブロック主催のABA勉強会「アルミニウム塗装の品質確保と環境対応について」が行われ、基調講演を含む4つのテーマで塗装関連の勉強会を開催致しました。

開会の挨拶にはABA会長の宮越氏(宮越工芸(株)代表取締役)が立ち、ABA設立の意義について意見を述べられました。近藤専務理事((株)マルシン代表取締役社長)のABAの紹介プレゼンが終わったのち、「『加熱硬化形溶剤系塗装仕様標準書・同解説』のポイント」と題した基調講演が当工業会顧問の近藤照夫先生(ものつくり大学名誉教授)よりありました。

その基調講演では、2005年編の『焼付け塗装標準仕様書・同解説』から2013年編の『加熱硬化形溶剤系塗装仕様標準書・同解説』が編纂される経緯や世の中の背景の説明の後、各用語や各種試験の紹介、解説が行われました。

いてABAでは初の試みとなる外部の講師の方を招いた、雪下勝三氏(加美電子工業(株)技術顧問)による「炭酸ハイブリット塗装システムの開発」の講演がありました。昨今問題になっているVOC飛散の問題を、従来から試されている粉体塗料でも水系塗料でもない、有機溶剤の代わりに液化炭酸ガスを用いて溶剤系の塗料を希釈する技術で環境問題に真正面から取り組んでいる加美電子さんの熱い取り組みを紹介いただきました。

休憩をはさみ、「環境に配慮した粉体塗装仕様に関する最新の研究動向」と題して再び近藤先生にご講演頂きました。ここでは初の東北開催という事で、日本建築仕上学会や軽金属製品協会などの各種委員会・勉強会・WGで取り組まれた「素地調整に対する実験的な評価方法の検討」や「粉体塗装に対する実験的な性能評価」の復習に始まり、現在の粉体塗装に対する屋外暴露をはじめとした性能評価方法の最新動向を説明して頂きました。

後は大日本塗料(株)の北川氏による「生産現場や最前線の建築現場での粉体塗料・塗装の現状と課題」という趣旨の講演がなされ、塗料・塗装に自信がない一部の方にもわかりやすく、粉体塗料の良さとまたその課題点を端的にまとめた解説がありました。

会場うしろには各賛助会員の製品展示も行われ、皆さん熱心に製品を手に取り、担当各社の意見や売り込みを聞いていました。

閉会に際し、東北支部ブロック長である庄司氏((株)山形メタル建材事業部 製造部 取締役部長)の挨拶で締めくくった勉強会は予定定員の60名を超える64名の方にお集まりいただき、第1回としては大盛況に幕を閉じました。再び東北の地で勉強会を出来ることを願っております。

2016.11.15

ベトナム視察詳細ほぼ決定いたしました

先月もお伝えした通り、当工業会では年明け1月22日より会員向けのベトナム塗装視察を実施する予定です。

以下は最新の視察日程です。

2016年1月22日 【1日目】
日本出国ベトナム着
同23日 【2日目】
日系企業工場・塗料メーカー見学
・LIXILベトナム工場
・ナガエ(富山県高岡市)ベトナム現地工場
・AKZO NOBELのベトナム粉体新工場
同24日 【3日目】
各種現地塗装工場見学・イオンモール見学
・Dong Phong Aliminum Co. Ltd(AKZO推奨 現地粉体塗装工場)
・VIET NAM SUCCESS CO., LTD(社長は日本人。日本に輸出している実績もあり)
・イオンモール Tan Fu(ベトナム(ホーチミン)2号店)視察
イオンモール担当大林組設計部の方と懇談あり
・粉体物件実績見学
同25日 【4日目】
ベトナム出国日本帰国

めったに見られない、ABAだからこそ実現したこの企画、会員の皆様の参加をぜひお待ちしております。

2016.11.15

大日本CWフォーラム2016開催が12/16で決定。ABAの発表もあります。

あっという間の秋が過ぎ、急に冬になった昨今ですが、冬と云えば賛助会員の大日本塗料(株)の恒例行事である「カーテンウォールコーティングフォーラム(略CWフォーラム)」が今年も下記添付リンクの要領にて開催されます。

今年の基調講演は昨年と同じく当工業会の顧問でもあるものつくり大学名誉教授の近藤照夫先生。粉体塗装に対する性能評価方法の最新動向が聞ける予定です。また、当活動報告の執筆を手掛ける小職、近藤旭((株)マルシン代表取締役、ABA専務理事)も各分野の動向としてABAの活動報告を中心に話をさせて頂くことになりました。また賛助会員の旭硝子(株)からも斎藤氏が海外における環境規制動向をレクチャーする予定になっております。

毎年多くの聴衆を集めるCWフォーラムですが、今年はABAの発表もあり、多くの方に来ていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

ご案内はこちらからダウンロードしてください

申込用紙はこちらからダウンロードしてください

2016.11.15

野平氏の新コラムを掲載しました。

当工業会にも多くのアドバイスを頂いている外部コンサルタントの野平修氏(元 鹿島建設建築管理本部技師長、現 野平外装技術研究所(noftec)代表)から連載コラム『建築四方山話 うさぎの独り言』(全10回)が届きました。これから毎月1話分ずつ更新する予定です。

かつて月刊建築技術に掲載されていたらしく、内容は仕上のみならず建築技術全般にわたります。普段読者や会員が接している塗装のみならず、他の建築の知識や経験則を踏まえることにより、本業の塗装への品質や工程に対する理解をさらに進化させることができれば、と筆者の野平氏にお話を頂きました。是非ご覧ください。

コラムはこちら

2016.10.15

建築仕上学会学術大会でポスターセッションなど、当工業会のアピールをしてきました

2016/10/14及び15日の両日、東京大学本郷キャンパス山上会館において、日本建築仕上学会2016年大会学術講演会が執り行われました。

2日間の日程のうち塗料に関する発表は計14本(続きの発表のものも別々でカウント)。そのうち加熱硬化形の塗装全般にかかわる発表が10本ありました。さらにそのうち粉体塗装に関わる発表が4本。クロムフリー薬剤に関わる発表は2本でした。比較的前年度からの継続的な発表ものが多く、新規に関わる塗料関係の話題は少なかったのですが、少しずつ知見が集約・論点整理されてきており、クロムフリー+粉体塗装の組み合わせが建築市場で出てくる日がまた一歩一歩と近づいているのでしょうか。

お、今年は会場の動線が工夫され、より多くの方にポスターセッションを見て頂きました。また第1日目の12時50分には3分間のスピーチの時間を頂き、ABAのプレゼンを(株)マルシン営業部中村課長が務めました。50名ほどの学会関係者に聞いて頂き、今まで以上に工業会のアピールができたかと思います。

これからも色々な舞台で工業会の宣伝をしていきたいと思います。

2016.10.11

海外視察日程決定しました

ABAでは一昨年は米国フロリダ・アリゾナ屋外暴露場視察そしてその後の各学会での論文発表、昨年度の韓国視察では韓国建築施工学会(KiC)とのMOU締結と、大変意義のある海外での活動を実施しておりましたが、来年早々1月22日から4日間の日程で海外視察をすることを決定しました。

会員各社さんには既に第一報をメールにてお送りしておりますが、今回の視察先は成長市場として東南アジアでも大変注目を浴びるベトナム(ホーチミン)。そしてその目玉に住宅設備最大手のLIXILのベトナム工場を見学させてもらう予定です。

LIXILベトナム工場はつい先日9月末にヨーロッパの粉体塗装を中心とした塗装規格”QUALICOAT”を取得したばかりで、タイ工場に続くアジアの拠点としての中核の一端を担います。通常では絶対に見学できませんが今回学会関係者や近藤照夫先生及びその他多くの方のご協力により見学が実現しました。

その他、日系の企業でダイカストの製造を中心に工業製品・芸術作品などを幅広く手掛ける富山県が本社の(株)ナガエの塗装ライン、世界最大の塗料メーカーAKZO NOBELのベトナム新工場、現地塗装工場など今回も大きな収穫が期待できる視察地を視察いたします。

会員企業の皆様方の参加を心よりお待ちしております。詳細は事務局近藤((株)マルシン048-993-1116)までご連絡ください。

2016.10.11

旭サナック第124回UTSが各地で開催されます

年3~4回塗装ユーザー向けに技術教室を開催する当工業会賛助会員の旭サナック(敬称略)。今秋も10月19日の中部地区開催を皮切りに講師に大林組の奥田章子氏(技術研究所生産技術研究部 主任研究員)をお迎えして「進化し続ける建設材料・建設技術」と題し、コンクリート、塗料、そして壮大な宇宙エレベーター建設構想などをお話になられます。またその他に塗装機の紹介なども開催される予定です。

詳細は主催者HPをご覧ください。

2016.09.20

ABA東北支部で初めて勉強会を開きます

関東・中部では既に開催したことのあるABA主催の勉強会ですが、この度、下記要領にて東北地区(宮城県仙台市)にて開催する運びとなりましたので報告いたします。

【日時】
2016年12月2日(金) 13時15分~
【場所】
株式会社仙都会館 5階B会議室 (仙台市青葉区中央2-2-10/TEL:022-222-4187)
【参加費】
無料
【定員】
60名 *定員になり次第締め切り
【当日の主なプログラム】
詳細と申込用紙はこちら

我々の存在・活動が東北地区そして北海道地区にどの程度届いているかは不明ですが、震災も経験し、東北のものづくりもこれから更に脚光を浴びるはずです。そして冬には雪が降り、意外(!?)と過酷な環境下で塗膜は力を発揮しなくてはいけません。ABAではそんな東北地域にも化成処理の大切さを理解してほしいと願い、そして新しいものづくりには新しい粉体を、ということで勉強会を開催しますので是非皆様冬の寒い時ではございますが、足を運んでいただけるよう、よろしくお願いします。

2016.09.20

粉体塗装の促進劣化試験方法開発WGからプレスタディ報告書が届きました

予てより(一社)軽金属製品協会と当工業会技術委員である後藤氏他各賛助会員が協力した「粉体塗装の促進劣化試験方法開発WG」においてプレスタディ報告書が完成されたとの報告を受けましたので、ここに特別にWGの好意により資料を公開させていただく運びになりました。

報告書公開ページはこちら

環境負荷軽減を目指して導入が進む粉体塗装ですが、未だ20年を超える施工実績は存在せず、今後採用が期待される複合樹脂粉体塗料(ふっ素粉体塗料とポリエステル粉体塗料をブレンドしたもの)については、上市されてから2~3 年であり、QUALICOATのCLASS3基準であるフロリダ暴露10 年は未だ先の話であります。そこでWGでは近年、先に自動車業界で開発された「過酸化水素水噴霧+キセノンランプ」式試験に着目し、また、メタルハライドランプ式試験、従来から使われているサンシャインカーボンアーク灯式、水銀放電灯式試験を同時評価しながら、①実環境との相関性、②試験時間短縮(促進性)を赫々評価しました。

75ページにわたる読み応えのある報告書となっておりますので、皆様是非ダウンロードしてお読みください。

2016.09.20

日本建築仕上学会2016年大会学術講演会で今年もポスターセッションに参加します

日本建築仕上学会2016年大会学術講演会(場所:東京大学山上会館)において大会会場横で毎回開催されるポスターセッションに今年もABAとして参加致します。ABAの周知・認知度向上の為、数少ないアピールの場を有効にすべく努力いたします。

今年は大会初日の13日12時50分より3分間、ポスターセッションの紹介をする機会が本会場で各展示者に設けられる予定です。こちらもお時間があれば是非立ち寄ってください。

尚、大会につきましては主催者HPを参照してください。今年は14日午後に加熱硬化形の塗料関係の発表が集中しております。常温乾燥形の塗料を中心にした塗装関係は13日午後に予定されております。皆様万障お繰り合わせの上ご参加いただけると幸いです。

主催者HPはこちら

2016.09.20

パウダー協第4回研究会セミナー募集しています

当工業会提携先の日本パウダーコーティング協同組合が開催している今年度第4回目の研究会セミナーの案内が届きました。

詳細はこちら

日時は2016年10月18日、場所は大井町きゅりあんで、内容は粉体塗装における火災等のリスクアセスメントやサポイン採択された(株)ヒバラコーポレーションさんそしてABA正会員である(有)田辺塗工所さんの2社がその経緯や実績について紹介をします。

奮ってご参加ください。

2016.08.22

技術スタッフによるコラムに学会賞受賞の長谷川氏の喜びの声掲載

本年6月のHP上の活動報告でもお伝えした通り、2016年6月に日本建築仕上学会の学会賞・奨励賞授与式において、当工業会正会員である(株)日本電気化学工業所から長谷川氏が技能賞を受賞しました(当時の報告はこちら)。この度、学会誌『FINEX』(7・8月号)にも掲載された長谷川氏の受賞の喜びの声を技術スタッフによるコラムに掲載しましたので、皆様ご覧ください。

2016.08.22

旭サナック(株)様による『明石地区新製品内覧会』のお知らせ

当工業会賛助会員の旭サナック(株)様(協賛:(株)サービスエース)より兵庫県明石地区での新製品内覧会のお知らせがきましたのでご報告いたします。

開催日:
9月15日(木)
会場:
明石市立産業交流センター
時間:
10:30~16:00
参加費:
無料
詳細・申込:
PDFを参照ください⇒こちら

8月の東北地区(仙台)の内覧会と同様に機械等の展示の他、実演やセミナーも多数組まれているようです。ご興味のある方は是非よろしくお願いします。

2016.08.22

(株)三菱化学テクノリサーチ様から厚生労働省委託事業「ラベル表示の活用した労働者の教育推進事業」講習会のお知らせ

先日正会員企業には別途メール連絡させて頂きましたが、厚生労働省の委託事業を行う(株)三菱化学テクノリサーチ様より労働安全に関する講習会のお誘いが来ましたのでご連絡いたします。

この講習会は化学物質を取扱う事業場の労働者の安全と健康を一層向上させるために作業現場にある容器のラベルを見て、取扱物質の危険有害性を知り、取扱いに注意して労働災害の発生防止につなげていただくために、職場の安全衛生担当者や教育担当者に教育テキストの配布や教育を行うための知識を提供する講習会です。

詳細はこちら。

本年6月に改正・施工された労働安全衛生法で要求されているリスクアセスメントを実施するにあたり、ラベル表示を理解しておくことは必要不可欠であります。全国10都市全12回開催されているとの事なので、会員企業の皆様も是非ご参加ください。

よろしくお願いいたします。

2016.07.30

軽金属製品協会主催「アルミニウム建材の耐久性」講演会がありました

の暑さもいよいよ本格する中、7月29日、東京都千代田区一橋の日本教育会館にて、当工業会の提携団体である(一社)軽金属製品協会(以下軽金協)主催の「アルミニウム建材の耐久性 ~ユーザーから見たアルミニウム建材に求められる品質と今後の在り方~」と題した講演が行われました。
講演内容は全部で4講演4名の講師の方によって行われました。
まずは「長期屋外暴露試験結果からみたアルミニウム建材の屋外耐久性」と題した講演を軽金協建材表面処理規格委員会委員で株式会社LIXIL海老原氏が行い、アルミニウム建材に使用される各種表面処理仕様について、陽極酸化皮膜・アクリル塗装・熱可塑形ふっ素塗装・陽極酸化塗装複合皮膜の日本各地域での20年の屋外暴露試験の結果を基にその耐久性について報告されました。

次に当工業会の顧問であるものつくり大学名誉教授近藤先生より、軽金属製品協会規格「アルミニウム合金製建築材料粉体塗装性能評価方法」の改定とアルミニウム合金製建築材料表面仕上げの最近の研究動向に関しての講演がありました。近年、環境配慮型の塗装として粉体塗装の採用が増えてきている中で、実際に上市されている粉体塗料に対して、改めて本規格に規定している評価方法を検証した結果、いくつか改定を行った内容を発表されました。また未だ使用せざるを得ない六価クロムについて、先般学会発表したクロムの溶出性に関する報告、また一昨年ABAで行ったフロリダでの屋外暴露視察に基づく各学会発表の報告が行われました。

また、今回の特別講演として、施主やユーザーサイド側である森ビル株式会社設計統括部設計管理部技術参与の伊東氏や株式会社ミサワホーム総合研究所顧問栗原氏のお二人より、ビル及び住宅市場で求められるアルミニウム建材の表面処理の性能や最新の省エネ技術に関わるアルミニウム建材の紹介などがなされました。

伊東氏はビルオーナーの観点から外装の表面処理に関して期待することとして美観や下地保護以外に①清掃の容易さ ②再塗装による再生のしやすさ などを挙げ、その上で各代表建築における外装の表面に関わる各種の悩みや問題点を提起しました。

栗原氏は戸建て住宅における課題を①災害 ②省エネ ③健康への配慮 ④高齢者・弱者保護などに分類し、大地震で機能する最新の制振装置や最新のアルミ被覆材を使った断熱による省エネの研究、そして「我慢しない(=寒い・暑い)」それでいて財布にも地球にも優しい家づくりを目指す会社の取り組みを報告されました。

会場いっぱいになるほどの聴衆者を集め、盛大に行われたこの講演会は今後のABAの活動や協会との更なる連携に向けて大変意味のあるものでした。

2016.07.22

QUALICOATの冊子が完成しました

当工業会の提携先である(一社)軽金属製品協会と日本パウダーコーティング協同組合。その両団体が共同で設立し、ヨーロッパで制定されたの粉体塗装品質の認証を行う日本の出先認証機関である「QUALICOAT JAPAN」。この度、そのQUALICOAT JAPANよりQUALICOATの概要を理解する為の冊子が完成されたとの報告がありましたので、ここでご紹介いたします。

そもそもQUALICOATとはQUALITY OF COATINGの略語で、アメリカで生まれたAAMA規格が塗膜の品質を規定しつつも、プロセスや品質管理の方法はその工場や物件の裁量に委ねていることに対し、欧州で生まれたQUALICOATは工場ごと、物件ごとの品質のばらつきを抑え、認証工場から生まれた製品であれば高く均一な品質が保証されることを目指し、第三者の専門認証機関によって継続的に塗装プロセスを監視する体制を目指した制度であります。特に近年欧州を中心に広がる粉体塗装の塗装品質を中心に規定していることも特徴の一つであります。

当工業会の設立の趣旨が①見た目では分からない表面の部分(=化成処理) ②環境に配慮した技術を確立する(=粉体塗装)であればQUALICOATの規格は参考にすることはあっても無視することはできません。是非皆様一度ご覧になってください。

当冊子やQUALICOATに興味がある方は(一社)軽金属製品協会(東京都港区赤坂2-13-13 アープセンタービル4階 TEL03-3583-7971)の担当伊藤氏(qualicoatj@apajapan.org)にご連絡をお願いいたします。

2016.07.22

旭サナック(株)が東北地区(仙台)にて新製品内覧会を開催

当工業会賛助会員の旭サナック(株)様(協賛:(株)サービスエース)より東北地区での新製品内覧会のお知らせがきましたのでご報告いたします。

開催日:
8月24日(水)
会場:
仙台国際センター【展示棟】
時間:
10:30~16:00
参加費:
無料
申込方法:
旭サナック・サービスエースの最寄りの営業所より参加申込書を入手し、FAX等でお送りください(期限8月16日まで)

機械等の展示の他、実演やセミナーも多数組まれているようです。ご興味のある方は是非よろしくお願いします。

2016.06.23

ABA協賛の『建築仕上フォーラム』が行われました

2016年6月23日木曜日、梅雨の空の合間にぽつりと晴れた午後、日本建築仕上学会第12回仕上フォーラムが行われました。
先月のHP告知でもあったように、今回の内容は『アルミニウム合金材料に対する環境配慮型塗装仕様の現状と標準化』と題しており、当工業会が協賛していることでもわかる通り、我々工業会の目的指針に沿った勉強会でありました。工業会にも近い(一社)軽金属製品協会と日本パウダーコーティング協同組合、また日本建築仕上材工業会も協賛で、明治大学グローバルフロント1階多目的室には100名近い聴衆が集まりました(総合司会:奥田氏((株)大林組))。

ず仕上フォーラムの主旨を含めました基調説明として、当工業会の顧問でもある近藤照夫ものつくり大学名誉教授から『アルミニウム合金材料に対する環境配慮形塗装技術に関する研究成果概要』と題した講演が行われました。
ここでは溶剤形塗料の標準化までの動きから軽金属製品協会発刊の粉体塗装性能評価方法の発刊までの動きとその最新版の動向、また我々のABAのご紹介も頂きました。ABAで主催したフロリダアリゾナ米国暴露場視察の様子や日本の暴露場との違いなどの説明もあり、工業会にとって大変ありがたいお話しも聞くことができました。

けて各関連技術の解説を合計5名の講師の方が行いました。まず素地調整工程案として陽極酸化皮膜処理を三協立山(株)の宇野氏が、その他の薬剤(六価クロム~クロムフリーまで)関連を日本パーカライジング(株)の森泉氏が説明し、続けて当工業会の理事である前島筒井工業(株)専務が粉体の塗装仕様を解説、その塗装の評価方法をYKK AP(株)の伊井氏が解説、最後に材料品質規格案の塗料の規格案を大日本塗料(株)の北川氏が、薬剤関連の規格案を森泉氏が説明しました。この塗装技術に関わる知見を持った様々な方々による説明は豪華オールスターのような感じで、聞いている方にもわかりやすく、ゼネコンや我々の直接のお客様の中で塗料でお困りの方達にこのような会を全国的に開いてくれたら、と思わせる内容でした。

ォーラムの仕上げとして、前述の講師の方全員によるパネル討論も行われ、聴衆の皆さんの素朴もしくは鋭い質問に一つ一つ丁寧にお答えをしておりました。

我々ABAもこのような勉強会を全国に広げて、アルミニウムの塗装製品の品質向上・環境配慮に貢献していきたいと思います。



(番外編)日本建築仕上学会女性ネットワークの会より講演会(7/22(金)13時半~)の告知⇒カタログはこちら

詳細は日本建築仕上学会HPをご覧ください。是非身近の女性の方にお声掛けください!

2016.06.15

R&R建築再生展に3度目の出展をしました

2016年6月1~3日の3日間、東京都有明にある東京ビッグサイト東1ホールにおいて、建築の再生に関する優れた技術・工法・製品を展示する『R&R建築再生展2016』が開催されました。

主催は建築再生展組織委員会(委員長村上周三氏 (一財)建築環境・省エネルギー機構理事長)で後援団体に独立行政法人都市再生機構、独立行政法人住宅金融支援機構、一般社団法人日本建築学会など多数の業界団体が名を連ねるこの展示会。当工業会も今年で3年連続3回目の出展になりました。

今年は4月の告知通り、宮越工芸(株)、大塚金属(株)、(株)マルシンが中心となり展示を広げました。

大塚金属(株)は化成処理を施した製品と施していない製品の耐久性(正確には密着性・付着性といいますが)の違いを示す展示などで来場者の興味を惹きつけ、(株)マルシンは現場における補修作業の写真展示を行いました。

また宮越工芸(株)は様々な模様塗装を提案。その多彩且つ独特な模様、例えば石や硫化いぶしのような模様を披露し、来場者は足を止めて熱心に説明を聞いていました。

主催者発表では3日間で3万人を超える来場者が来たようで、今回初出展の宮越工芸(株)の宮越社長(当会会長)や(株)大塚金属の大塚社長(当会常務理事)も、費用分担や展示方法の工夫などによって、効果のある展示になる可能性がある、と今後の出展にも前向きな意見が出ました。今回は今後も会員企業と各種展示会への出展の在り方を協議する上でも意義のある出展だったと思います。

再生展の出展データは主催者発表のこちらをごらんください。

2016.06.15

日本建築仕上学会の学会賞(技能賞)を長谷川太一氏が受賞!

2016年5月20日金曜日、東京都港区にある建築会館にて、日本建築仕上学会通常総会及び学会賞・奨励賞授与式が行われました。

(総会については FINEX Vol.28 より引用)

会賞・奨励賞授与式では当工業会推薦の長谷川太一氏が技能賞を受賞なされました。おめでとうございます。

学会賞・奨励賞は本年で25年目となるそうで、本年の選考は2016年6月の理事会で承認された選考委員(委員長:野口貴文氏)そして各賞の選考ワーキンググループ(WG)により選考されました。

長谷川氏の授賞理由は「2010年度より日本建築仕上学会の「環境配慮形焼付塗装標準化検討委員会」に委員として関与し、この間「建築用アルミニウム合金材料加熱硬化形溶剤系塗装標準仕様書・同解説」の編纂において陽極酸化皮膜処理に関する執筆を担当。これらの技術・活用工程を取りまとめるに当たり中心的な役割を示し、陽極酸化被膜技術の標準化及び普及方策に多大な貢献を果たした。」とのこと(FINEX Vol.28より)。

長谷川氏は本工業会の会員である(株)日本電気化学工業所に所属しており、当工業会の技術スタッフであります。これで当工業会の関係者は去年の宮越工芸(株)の中野氏に続き3人目で、当工業会にとっても大変喜ばしく名誉なことであります。これからもこのような優れた賞を頂けるようにABA及び会員企業一同努力していく次第です。

2016.05.15

日本建築仕上学会の第12回「建築仕上フォーラム」にABAが協賛参画。参加者募集中!

当工業会も法人会員として参加している日本建築仕上学会の主催において、第12回建築仕上フォーラムが下記要領で開催されます。

タイトル:
「アルミニウム合金材料に対する環境配慮形塗装仕様の現状と標準化」
開催日時:
2016年6月23日(木)開場(13:00)講演13:30~16:50(予定)
会場:
明治大学 グローバルホール(定員150名、定員になり次第締切)
参加費:
日本建築仕上学会会員・協賛団体会員 3,000円、会員外 5,000円,学生 1,000円(資料代含)
協賛団体:
軽金属製品協会、アルミニウム合金材料工場塗装工業会、
日本パウダーコーティング協会、日本建築仕上材工業会ほか(調整中)

詳細・申込は日本建築仕上学会HPの関連ページを参照

内容はまさに当工業会が目指すところに合致した内容となっており、当工業会顧問のものつくり大学名誉教授近藤先生をはじめ、YKKAP(株)伊井氏や当工業会理事の筒井工業(株)前島専務や大日本塗料(株)北川氏などが講演、またパネル討論も開催する予定との事で、これは白熱したものになるに間違いありません。

是非会員企業様はじめ関連企業・お客様にもお声掛け頂き、ご参加をよろしくお願いします。

2016.05.15

旭サナック(株)様による第123回ユーザー技術教室(UTS)開催の告知

当工業会賛助会員の旭サナック(株)様より第123回を数えるユーザー技術教室のお知らせがきましたのでご報告いたします。

今回も開催場所を愛知(6/9)、大阪(6/10)、東京(7/7)の3場に分けての開催で、内容としては「フッ素樹脂が創る塗装の世界」と題した講演がメインで講演者はこれまた賛助会員の旭硝子株式会社の高柳氏及び早川氏が務められるとのことです。その他旭サナック様より粉体塗装における新型粉体ハンドガンによる塗着効率向上についてなどのお話もあり、大変興味深い内容となっております。皆様のご参加をABAとしても後押ししたいと思います。よろしくお願いいたします。

詳細の開催日時・場所・申込等につきましては旭サナック(株)のこちらのHPをご覧頂くか、最寄の営業所等をお尋ねください。

2016.05.15

2016年度第3回パウダー協セミナーのお知らせ

当工業会の協力関係にある日本パウダーコーティング協同組合より2016年度第3回粉体塗装研究会セミナーのお知らせが届きました。

日時は6月14日火曜日午後1時15分~東京大井町のきゅりあん5F第2講習室にて。

今回は株式会社エココスモ 代表取締役 賀籠六(かごろく)實氏による焼付乾燥炉のヤニ除去剤のご紹介(予定)をはじめ、ナトコ株式会社より粉体塗装の展望、その他2名によるご講演があります。是非興味がある方はご参加ください。

詳細と申込についてはこちらのPDFを参照ください。

2016.04.19

第2回中部支部勉強会の終了のご報告

中部支部では第2回目の勉強会を前回と同じ名古屋駅目の前の桑山ビルにて4月15日(金)に開催しました。

調講演の講師の先生に野平外装技術研究所の代表野平修氏(元鹿島建設建築管理本部建築技術部技師長)を迎え、筒井工業(株)前島専務取締役(当工業会理事)の講演、そして最後にABA初の試みとなるパネルディスカッション(パネリスト:野平・山川((株)ダイワ)、前島(筒井工業(株))、近藤((株)マルシン)、司会:前田(宮越工芸(株))、敬称略)を行いました。

ず野平先生からは『ポリエステル粉体塗料によるカスタム塗装』と題したご講演が行われ、粉体塗装を応用した各種テクスチャー仕上の紹介や耐久性等のご講演がありました。粉体塗装でこんなことができるのか、と皆さんから驚きと関心の表情が見て取れました(当該講演の内容は当HPの野平氏の技術レポートでも関連資料がお読みになれます)。

いて前島理事からは『アルミニウム合金材料への塗装品質確保(塗装の不具合とその原因)』と題し、不具合事例の紹介が行われました。前島理事が強調していたのは何と云っても会の趣旨であり原点でもある『化成処理』であり、聴講者の理解を頂けたものと思っております。

パネルディスカッションでは様々な質問がなされ、塗装に関して皆さん非常に関心があり、またご苦労がある様子がわかりました。パネリストたちの討論も熱気を帯びて、時間切れですべてのご質問に答えられず申し訳なかったですが、中部支部の方からご質問には丁寧にご返答させていただく所存です。

会場にもゼネコン関係者や我々の直接のお客さんに近い建材メーカーや板金業者など100名を超える方に集まって頂き、今後もこういった勉強会を各地で開催する想いを一層強くしましたので、その時は皆様のご協力をよろしくお願いします。

最後にこの場をお借りしまして、会場運営に携わった中部支部をはじめとする各企業の方々、そして何より聴講者の方に感謝を申し上げます。

2016.04.19

R&R建築再生展2016参加決定及び概要のお知らせ

ABAも創立3周年を迎えますが、今年も毎年参加している行事であるR&R(リフォーム&リニューアル)建築再生展2016(6/1(水)~3(金))への出展参加を決めました。

本来、建築再生展の出展項目は建築再生のための要素技術 リフォーム&リニューアルに関する、技術・工法・製品・工具・システム・提案などであり、国土交通省をはじめ、都市再生機構や日本建築学会等、様々な団体も後援をしているなど、経済の低迷や少子高齢化などの構造的問題の中で新築よりリフォームに力点を動かしつつある市場動向を反映した数少ない展示会になっています。

出展企業・団体は100社以上、出展各社によるセミナー・相談会も行われ、設計・デザインの建築士やビル経営者、マンション管理組合や専門工事業者、不動産デベロッパーや官公庁職員、学術関係者研究者など様々な方が見に来られます。

そんな中、我々ABAでは建材の新築市場を相手に商売を行っている会員企業が多い中、少しずつでも将来有望な市場に目を向けなくてはならず、またそういった市場への工業会のアピールをするために毎年参加をしております。

今年は正会員の宮越工芸(株)、大塚金属(株)、(株)マルシンが中心になり、展示をしますので乞うご期待ください。

建築再生展の公式HPはこちら

2016.03.15

2015年度総会&ものつくり大学との協同勉強会を開催しました

3月3日に大宮ソニックシティにおいて、(創立総会を合わせ)第3回目となる2015年度(2期目)の通常総会を開催しました。

総会では正会員企業20社中16社、賛助会員13社中12社が参加しました。主な議題としては、旧年度の決算報告や新年度の予算案をはじめ、専務理事の職を(株)マルシンの後藤善光専務取締役から同社の近藤旭代表取締役に変更することを決定しました。懇親会では今年も建築再生展に会として出展することが決定しました。

上記のように懇親会に持ち込まれた議題も一部ありましたが、全ての議題が滞りなく決定し、終了致しました。総会後の懇親会も大いに盛り上がり、3期目に入り人脈の広がりや会としての纏まりにかなりの手応えを感じました。皆様のご協力を感謝いたします。

また、総会に先立って今年も去年同様、ものつくり大学との産学協同の行事である次世代ものつくり技術交流会が行われ、ものつくり大学名誉教授近藤先生の講演他がありました。50名を超える聴衆に集まって頂き、活発な産学の意見交換が行なわれました。来年以降はゼネコン関係者や我々直接のお客さんが来られ、現実に直面する課題点に関し意見交換をして更なる実りのある会にしたいと思います。

建築再生展の詳細につきましては追ってこのHP上で公開させていただきますので、乞うご期待ください。

2016.02.10

中部第2回勉強会の開催案内をアップしました

昨年末に告知していたABA中部支部による勉強会の詳細が決まりましたので、皆様下記のPDFをご参照ください。ゼネコンや我々の直接のお客様に近い話題をなるべく取り上げる予定ですので、ぜひ会場に足を運んでください。よろしくお願いします。

開催案内PDFはこちら

2016.02.10

野平氏の新レポート連載開始しました

当工業会推薦のコンサルタントである野平修先生による粉体塗装技術レポートの新連載が始まりました。更新頻度は不定期ですが、隔月くらいでアップデートしていきたいと思いますので、皆様ぜひご覧ください。

新レポートはこちら

2016.01.07

2015年度の総会の詳細のご連絡

昨年の告知通り、3月3日に当工業会の年次総会及び懇親会を大宮にて開催します。詳細や申込書は以下からダウンロードしてください。

なお、総会に先立ってものつくり大学との協同勉強会も開催されますので、そちらも合わせてご参加いただけると幸いです。

総会のお申し込みはこちら

懇親会へのお申し込みはこちら

2016.01.07

韓国視察の記事が塗料報知に掲載されました

昨年度11月中旬に開催した韓国視察の様子が業界新聞「塗料報知」の新年1月7日号の20面に掲載されています。

記事はこちら

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